79. 分身の行動 | 憂さ憂さうさぎ

憂さ憂さうさぎ

世の中は憂さだらけ!
はき出す場所のない憂さを、ここで晴らしてみましょうか。

今日も自分のピグはPC画面の中を放浪していた。

沢山のピグがいる場所で、放置。あ、座りこんだ。・・・寝た。

画面の中で動き回るピグ達を見ていると、ケンカを始める者もいる。

なんとも、口汚く罵り合っていた。

言葉づかいから推測して、多分子供同士なのだろう。

そのような光景は、ここでは珍しくないようだ。

突然近寄ってきたピグに、「いくつ?」と尋ねられた。

『げっ・・・。この場合、なんて答えたらいいんだ?』

なんだか無視するのも可哀相だと思い、

「大人だよ。」などと、ぼんやりとした答えでごまかそうとするが、

通用しなかった。

「だから、なんさい?」再び問いかけられる。

『う~ん、困った。』

このような場で自分の本当の年齢など暴露したくはない。

ひたすら言葉を濁して 「けっこういいとし」 とか言ってみる。

相手は、それに対して何も言わずに逃げて行った。

後に残された自分は、かなり複雑な気分である。

この時は、いい歳をした大人がこのような遊びをする事に対して、多少の

後ろめたさを感じていたから、尚更だ。

たのむから、ちょっとくらい反応を返してくれ。

出来れば、自分のデリケートな心にグサッと来ないやつを。

広場の真ん中付近で、

「情報交換広場の宮城で○○時に風船を飛ばします。」

と言っているのが目に付いた。

詳しい事は解らないが、それがやけに興味をそそる。

時間になったら行ってみよう。

この広場では募金用の赤い風船が売っていた。

アメGとかいうもので購入するらしいが、あいにく自分にはアメGなどない。

現時点では、“アメ” と “アメG” の違いすら理解していないのだ。

要するに“アメ” ≒ “アメG”くらいの認識である。

うーん、前途多難だな。