55. 米は大切 | 憂さ憂さうさぎ

憂さ憂さうさぎ

世の中は憂さだらけ!
はき出す場所のない憂さを、ここで晴らしてみましょうか。

友人の家に到着した時、既に野菜と米は用意されていた。

大きな袋をのぞいてみると、白菜がまるまる一個、少々小ぶりではあるが

ジャガイモが10個程、米は5kg入りの米袋に半分程入れられ、輪ゴム

でしっかりと口が止められてあった。

ああ、しばらくは米が食べられる。

話によると、農家の親戚に頼んで米を分けてもらったのだそうだ。

電話一本で米一俵と数々の野菜を運んできてくれるなんて、どれだけ

太っ腹な親戚なんだと、ひたすら感心する。

その米は昨年の秋に収穫した新米だそうで、きれいに精米されている。

粒も大きく、透き通るかのような色。

普段自分が食べている、大特価の米とは比較にならない上質の米だ。

こんな美味い米に舌が慣れてしまったら、後がつらいだろう。

今や何処の店に行っても入手不可能な米。

こんな非常時に普段より上質の米を入手出来るなんて、やっぱり自分は

ついているのか。

やっぱり日本人の主食は “米” だ。

日本全国の農家の方々、毎日美味しい食糧をありがとう。

本当にありがとう。

常々思っている事ではあるが、やはり持つべきものは農家の親戚だ。