安定的に10%の利回りを得られる場所

私が高利回り投資戦略を本格的に取り入れてから10年が経ちました。その間、私の投資ポートフォリオの平均利回りは約8%でした。最近、平均利回りをあらためて見直したところ、10%を超えていることに非常に驚きました。何が変わったのかを見てみます。

私はポートフォリオを絶えず進化させています。一例として、パンデミックによって株が安くなっていた時期に個別の優先株を追加したことが挙げられます。パンデミックが始まったことで、すべての高利回りカテゴリーで大幅な株価の下落が起こりました。額面価格が25ドルの優先株が10ドル台半ばまで下落したため、ポートフォリオに12銘柄を追加しました。現在、私のポートフォリオには6つの個別の優先株が組み込まれています。

私は長年、変動配当をともなう高利回り投資を避けていました。しかし、私がポートフォリオに組み込みたいと思っていた特定の種類の投資は、ほとんどが変動配当を支払うものであることに気付きました。変動配当をともなう投資は、現在、私のポートフォリオの重要な要素になっています。

現在のポートフォリオの構成要素は次のとおりです。

安定配当投資

安定配当投資のカテゴリーには現在17銘柄の株式とETFが含まれてます。高利回り投資に取り組み始めてから5〜6年間のポートフォリオはほとんど全てがこのグループの銘柄でした。このカテゴリーへの投資は、月ごとや四半期ごとの配当支払いが期待できます。安定配当投資銘柄の半数以上が配当を増やしています。このカテゴリーの平均利回りは現在8.75%です。

変動配当投資

変動配当投資のカテゴリーには、8銘柄が含まれており、そこには海運株、エネルギーロイヤルティ企業株、オプション戦略ETF株が含まれています。これらは変動配当を支払う銘柄ですが、私は適度な配当安定性と平均以上の利回りを提供する銘柄を選ぶようにしています。2024年の当初の目標は、このカテゴリーの平均利回りを上げることでした。ポートフォリオに含まれる変動配当銘柄をいくつか変更することで、平均利回りが約3%増加し、現在の平均利回りは13.8%です。

固定利付投資

固定利付投資カテゴリには、6つの個別優先株と6つのInvesco BulletShares債券ETFが含まれています。BulletSharesファンドは満期日が固定されているため、債券ラダー(短期債から長期債まで、残存期間の異なる債券に同額ずつ投資する)戦略を使用できます。また、これらのファンドは予測可能な満期利回りを提供します。固定利付投資グループの平均利回りは7.6%です。

3つのカテゴリーの利回りを単純に平均すると10.05% になります。37銘柄で構成した投資ポートフォリオは、安定した現金収入が得られるような銘柄によって構成され、高度な分散化を実現しています。収入が年間10%に近づく、またはそれを超える可能性があるという事実は、どんな投資家にとっても魅力的なものでしょう。