REITが過小評価されている証拠

これは私が語るのが少し難しいREITの話です。というのも、あるREITの取引のタイミングが悪く、投資を行ている仲間と共に素晴らしい利益を得る機会を逃したからです。ただ、この出来事には良い教訓が含まれており、REITが現在過小評価されている理由がわかります。

なぜ今REITへの投資を考える時期なのかを見てみましょう。

Apartment Income REIT Corp. (AIRC)は、Apartment Investment and Management Co. (AIV)によって分社化された2020年12月に私たちの投資ポートフォリオに加わりました。分社化は非常に複雑な手続きによって行われたため、投資家達は興味をそそられませんでした。私はこの取引に関わる数字を徹底的に調べ、ポートフォリオに加えることで簡単に利益を得ることができる機会になると判断しました。私は、投資仲間にAIVの購入を勧めました。

この分社化が行われたことで、私たちはすぐに30%の利益を上げることができました。私はAIV株を売却し、AIRC株を保持することをすすめました。その後、私は2024年3月までAIRCを月次配当株で構成されるポートフォリオで保持し続けました。そして、同社は2年以上増配を行わなかったので、私は同株式をポートフォリオから外すことにしました。私の配当成長戦略は、配当成長株の保有に焦点を当てているからです。

AIRCが Blackstone, Inc. (BX) に100億ドル、つまり1株当たり39.12ドルで買収されることに合意したと発表したプレスリリースを読んで驚きました。この買収価格は2024年3月のAIRC平均価格より25%高い価格でした。

大きな利益が得られるこの機会を逃したと思うと気分はよくありません。ただ、それがこの記事の要点ではありません。

BlackstoneによるAIRCの買収は、REITセクターが現在いかに過小評価されているかを示しています。Blackstoneは、AIRCには一般投資家が考える価値よりも少なくとも25%以上の価値があると信じています。

FRBが2022年初めから金利を引き上げはじめたことで、REITの株価は大幅に下落しました。金利の上昇が止まってもREITの株価は下落した状態が続いており、このセクターに対する投資家のセンチメントは依然として非常に否定的です。Blackstoneの買収は、投資家がREITに対して悲観的すぎることを示していると思います。

私は投資仲間に、定期的に、不動産業界では変化が非常にゆっくりと起こることを伝えています。リースは何年も続き、住宅ローンも同様で、不動産の本当の価値は実際に売却が行われるまではわかりません。その結果として、REITの価値が突然高騰することもないでしょう。私は投資家のRIETへの関心が高まり、今後は2025年にかけて株価が上昇すると予想しています。

その間、REIT投資家は非常に魅力的な利回りで配当金を獲得することができます。チェックすべきREITの1つはEPR Properties (EPR)です。 EPRは毎月配当を支払い、利回りは8%強です。 EPRの株価は年初から12%下落していますが、底値を形成しはじめているように見えます。現時点でRIETに投資するのにバランスのいい銘柄だと考えられます。

 

EPRは、私が投資仲間に推奨している銘柄でもあります。