価格が3倍になった利回り18%の株を売るのはいつか?

ワクチンによって世界は変わりました!私の仲間(投資ポートフォリオから平均9%の利回りを得ている仲間)達は、先週の月曜日に、あるコロナウイルスワクチンの強い効果が発表されたことで勢いがついている株式市場での定期収入重視の投資についてそんなふうに感じているはずです。 そのニュースは、人気を失っていた株の価格も押し上げています。彼らに「いつ儲かるの?」と聞かれてから、長い時間が経ちました。この8か月間、私は彼らにに売却しないよう、そして、損切りしないよう助言してきました。

私達の目標は、高利回り投資の分散ポートフォリオから魅力的な現金収入を生み出すことです。2月と3月のパンデミックによって引き起こされた株式市場の暴落の間に、高利回りの投資セクターは、(それらすべてが)株式市場の平均よりもはるかに激しく暴落しました。優先株からMLPまで、さまざまなセクターがほんの数週間で60%から90%値下がりしました。

その後の数か月間、たとえば4月から10月までの間に、私は配当金が得られる投資銘柄を数多く査定し、どの株を売却、保有、または購入するかについて仲間達にアドバイスし続けてきました。投資家多くはその時期に途方もない恐怖に襲われていて、配当が至る所で削減されました。その結果、私達の定期収入重視の投資ポートフォリオは、1月の水準から50%以上減少しました。

後から考えると、2020年4月は10年に1度の買い時だったかもしれません。市場が最大の恐怖に支配されている時こそ投資すべきタイミングであり、結果として質の高い投資になるという教訓を覚えておくべきでしょう。

4月、5月、6月購入し、現在50%から100%値上がりしている株式を保有する仲間達からを多くの質問を受けます。それは、値上がりした株式を売却して利益を確定させるのか、それとも保持し続けるのかという質問です。定期収入を重視する投資において、その答えは簡単ではありません。

Arbor Realty Trust(ABR)


を参考にしてみましょう。Arborは、長期投資家ににとっても、パンデミック時の安値で購入した人々にとっても、非常に大きな利益を得られる銘柄です。

Arborは、配当を削減する代わりに、過去9か月間に2回支払いを増やしました。暴落していた時、Arborの株価は一時4.00ドルを下回り、7.00ドル未満で購入できる期間が2か月ありました。この記事の執筆時には、13ドルあたりで取引されています。

7.00ドルで購入し13.00ドルで売れるとすれば、なぜその85%の利益を確定させないのかと疑問に思うかもしれません。その答えは配当にあります。Arbor株を7.00ドルで購入していた場合、現在の利回りは18%で配当は増え続けています。素晴らしい数字です。株式を売却してもその定期収入の流れを安定させつつ成長させるためには、売却して得られたお金を10%を超える利回りで投資しなければならないのです。

大きな利益を確定させるか、素晴らしい定期収入を維持するかは、我々が直面するジレンマです。春頃に迫られた判断に比べれば幸せな悩みです。今や、どちらを選択しても大きな恩恵が得られます。数ヶ月前に購入した株の素晴らしい利回りを維持し続けることもできれば、利益を確定させ、その利益によってより魅力的な新しい家を見つけることもできるのです。