新しいCEOの発表で、ヴァージンギャラクティックの株価が更に上昇

Virgin Galactic (SPCE)

は先週、CEOの交代を発表し「斬新な宇宙船会社」から「収益化に重点を置いた会社」に移行するという明確な姿勢を打ち出しました。

Richard Branson氏の支援を受けたVirgin Galacticは、今年後半に初めての有料宇宙旅行を提供する予定で、Burt Rutan氏と彼の会社であるScaled Compositesが2004年がアンサリX賞を受賞したときに誕生したテクノロジーの収益化を開始する予定です。

Disney (DIS)

のかつての経営者であるMichael Colglazier氏を採用し、Virgin Galacticは明らかに技術開発会社から商業基盤を持つ会社へと転換しています。

Colglazier氏の採用について、元CEOで現在は最高宇宙責任者であるGeorge Whitesides氏は次のように述べています。「今後10年、Virgin Galacticは商業面に焦点あてる予定で、完璧なタイミングでMichael氏のような会社を前進させる先見の明のある商業的リーダーを迎える事ができました。」

市場はこの動きを称賛し、Virgin Galacticの株価は上昇し、最終的には今年の4月上旬以降の株価の取引レンジを突き抜けました。

COVID-19ワクチンの完成が現実になりつつあるようなので、来年には屋外での娯楽の再開が期待できます。

娯楽界のハイエンドに存在するVirgin Galacticやローエンドに存在するDisneyなど、いくつかエンターテインメント企業株を購入するのは悪い選択ではないでしょう。

上で述べたように、Virgin Galacticは、今年の後半に向けて最初の商用リリースを目指していますが、正確な日付は決定していません。Branson氏にとっても初飛行となる予定です。

同社は商業観光事業の収益化を目指しており、1回あたり25万ドルのチケットを販売しています。ディズニーパークスインターナショナルを経営していたColglazier氏がグループに加わったのは、これが理由です。

Colglazier氏の加入とWhitesides氏の宇宙部門への移籍は好ましい選択です。Whitesides氏は会社を成長させるための次の段階であるポイントツーポイント極超音速移動と軌道宇宙旅行に取り組みます。

同社はまだ商業活動を始めていないので、エンジニアリング部門からの収入を除けば、言及に値するような売り上げはありません。なので、ここで注目すべきはBranson氏を信頼していることであり、彼が宇宙に行くという長年にわたる夢を実現するという事実です。

ディズニーはパークの再開を試みている最中ですが、米国の都市や州でコロナが再燃し再閉園へと押し戻されています。これにより、対面型のパークビジネスの再興は遅れますが、軌道が上向きになることは期待できます。トランプ大統領による最近のマスク着用への姿勢転換がそれを後押しするかもしれません。

現在のプラス面は、多くのプロスポーツが再開されていることです。特に、プロ野球は23日に開幕しました。これはディズニーのESPN視聴の復調を後押しになるでしょう。

同社は、オーランドのウォルトディズニーワールドでNBAの全リーグをライブで公開することで、マーケティングを推進しています。チームは現在、シーズンの残りの期間を公園で生活してプレイすることを計画しています。

ディズニーの直近四半期の売上は前年比93%減でしたが、パンデミックを考慮すれば驚くことではありません。一株当たり利益は1.44ドルで、前年比5.42ドルから減少しました。

最後に、決算発表したばかりで、再開を待つ必要がないエンターテインメント会社に注目しましょう。

Snap(SNAP)

は決算を発表したばかりですが、ユーザーの増加に対する高い期待を満たすことができなかったので、値下がりして取引されています。株価は3月の安値の8ドルから決算前に26ドルを超えていたので、株価の上昇が小休止するのは当然かもしれません。

Snapchatは、パンデミックによって娯楽の選択肢が減ったことで、市場のシェアを広げています。同社によると、売上高は前年比17%増の4億4,400万ドルでした。

毎日の平均ユーザー数も17%増加し、前年比で3,500万人の追加ユーザーを獲得しています。これが期待に見合う数値ではなかったことで株価が下落しているので、株購入のいいタイミングかもしれません。