続・脳腫瘍の手術で死にかけた夫 | うつ病ひきこもりACの日常・京都より

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うつ病歴30年
乳癌と子宮体癌とバセドウ病で全摘手術
今は元気です(╹◡╹)
DVの父から虐待を受けて育ったACの50代
精神障害年金2級
脳腫瘍の60代夫と貧乏年金生活


《 続き 》


大学病院の病理の結果が出たと連絡があり、病棟の中にある別室へ向かった。


主治医「検査結果と今後の生活について本人を交えてお話しします」


すると「ひさしぶり」と夫がなんと1人でてくてく歩いて部屋に入ってきたのだ。

2度見したわ!


本人さんを見てもらうのがいちばんいいかと思って。と、主治医。


右半身が動かないと言われていたのに歩いてるし、右手はペンで字を書けるくらいに回復している。

かなり痩せてはいたが、驚きだ。


ただ、病理の結果は良性と悪性の中間の珍しいタイプで、この病院では前例が無いらしい。


再発の可能性は低くはないが、再発しても放射線治療の効果が期待できるということだ。


退院後の夫はというと、リハビリ病院へ転院することもなく、エレベーター無しの5階の自宅までヒーヒー言いながら上り下りし、今では右手も以前と変わらず機能している。


しかし視野が欠けて見えにくいと言い出して、視野検査をするとやはり異常があった。

誰もが脳の影響と思ったが、それが何故か原因不明で現在もそのままだ。


退院当初は昔の記憶と現在が混ざっていたようで

、おかしなことを言ってわたしをビビらせていたが次第に言わなくなった。


体力と気力が落ち、疲れやすくなってはいるものの、なんとかバイトにも行き、借りている畑で野菜を育てている。


だがあまりにもヒーヒー言うので、バイトの次の契約更新は無理かもしれない。


最後までモヤモヤと残った疑問がある。

なぜ一度目の手術のあとに死にかけるほどの大きな脳出血を起こしたのか。原因がわからんなんてことがあるのだろうか。


みんな心の中で「執刀医がやらかした」と思っていることが会話の端々から感じ取れる。


そうかもしれないが、違うかもしれない。


脳腫瘍の手術の合併症のひとつに脳出血があると書いてある記事があった。


今では多分それが原因だろうと思っています。