合理的配慮が分かる絵本紹介 | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

 

こんにちは。広島で多様性が認められる教育を目指して

インクルーシブ教育の普及啓発をしている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

上の写真は先日、ラジオで「つながろ!」という絵本を紹介した時のもので

う~ん、げっそり痩せてしまっていますね~

 

今年5月に体調を崩し、それからずっと療養中なのですが、、、

NPOを立ち上げてから約5年間、無理をし続けてきまして、、、とほほ~です。

長年の無理がたたってしまい、ついにダウンといったわけです。

 

現在、少~しずつ、少~しずつですが、、、回復してきております。

しかしながら、これから数年は外食などもってのほかの状態で、

この8月に息子と一緒にアメリカへ行った際もずっと自炊をしていました。

 

しばらく、どこへでもお弁当持参で参ります。

野菜と果物中心で塩や砂糖、油は胃腸が悲鳴を上げるため使えませんから

味付けはハーブ等を使うしかない生活をしている中谷でございます。

 

さて、先日のラジオで紹介した本というのはこちらです。

表紙をクリックすると詳細を見ることができますよ↓

 

 

ラジオで話した内容をざっとまとめると、こんな感じです。

 

著者は育児の中で気づいたことをテーマに
手作り絵本を書いている「しまだ ようこ」さんです。

そして、鳥取大学教授で応用行動分析学の研究で知られる
井上雅彦先生が監修についていらっしゃる本です。

主人公は「まいちゃん」という女の子で、
発達障害かもしれません。


まいちゃんも、先生も、クラスの友達も、
みんなが分かりやすくなるための「まほうのくふう」って
どんなものなのかな?ということが絵本で分かります。

この絵本は子ども達だけでなく学校の先生や親が

自閉症の子ども達とどのように関わったらいいかを教えてくれています。

例えば、どうしていきなり大きな声を出すの?という疑問には

声の調節が難しいということが絵本の中で分かります。

また、どうしてじっとしていることが苦手なの?という疑問には

ブレーキがききにくいのだということが分かるようになっています。

そして、どうしてやっちゃいけないときにやるのかな?と思う周りの子ども達には

「お話の途中では出て行かない」等を始まる前に

ルールを確認しておくといいということが分かるようになっています。

更に、どうして同じことをくり返すのか分からないと思っている人もいるかもしれませんね。

それは、不安に感じると心を落ち着けるために何度もくり返すことがあるのです。

待っている人がいるのになぜ交代しないの?と思っている

クラスメートも多いかもしれませんね。

 

それは好きなことがあると、まいちゃんは集中力を発揮するので、

まいちゃんの目に入る場所から、はっきりと「あと20回で交代だよ」と

最初に約束しておくといいということが分かりますよ。

また、子ども達はまいちゃんがどうして自分のことばかり

話してくるのかな?と思うことがあると思います。

 

それは、自分の好きなことを話していると夢中になって、

相手の人が話したそうにしていることに気づきにくいのです。

そういう時は「次は私が話していい?」と言ってみるといいですよ。

 

ちょっとしたことですが、自閉症の人達のことを知っているのと知らないのでは

随分関わり方が違ってきますね。

 

そして、知っているだけで、上手にかかわることができるので

互いに楽しくやっていけます。

 

そんなことが分かる絵本「つながろ!」を先日のラジオでは紹介しました。

 

毎月第2火曜日午後2時からFMちゅーピーすまいるパフェ

MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!で特別支援教育についてしゃべっています。

聴いてみてください♪

 

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