今朝、非常に興味深い体験をした。パラレルワールドで幽体離脱に似た体外離脱をしたのである。

 

最初は動きづらく視界も悪かった。肩の真ん中(肩甲骨の間のあたり)に太い紐(ロープ)のようなものが付いているようでこれで繋がれていて思うように動けない。それでも何度かトライしていると何とか動けるようになった。視野も広くクリアになった。

するとそこは私の実家であった。私は子供時代を過ごした実家に居た(私が家を出てから建て替えているので少なくとも40年以上前だ)。私は縁側にあるガラスの障子戸を歩いて通り抜け外へ出た。それでもまだ肩を引っ張られていた。手を見ると私の手は白く手の形をしていた。私は肩を紐で繋がれている感覚とエーテル体と思われる白い人型の手で幽体離脱を確信した。

当初は紐で固定されているので動きづらかったが庭を歩いているうちに楽に動けるようになった。そして私は空へ舞い上がった。視界はクリアである。そして眼下の景色はフルカラーであった。

 

空を飛んでいると突然、肩を強く引っ張られた。どうやら帰還の合図らしい。私はその力に身を委ねた。すると伸びたゴムが戻るように強い力で後ろ向きに引っ張られた。スピードはかなり出ていた。新幹線に乗っている時のスピードに近かったのでおそらく時速200キロはありそうだった。

 

肩を引っ張られて空を移動していると周囲の景色が変わった。私は海の上を飛んでいた。下に大きなクルーザーが見えた。私はそこに向けて引っ張られていた。クルーザーには妻がいることを知っていた。クルーザーに入るとまた周囲の風景が変わった。私は事務所の休憩室のような場所に着いた。


私は肉体に帰還して体験を振り返った。この体験は幽体離脱のように見えるが幽体離脱ではない。幽体離脱ではこれほど長距離を移動できない。せいぜい数メートルだ。それに離脱中は初めてスキューバダイビングをした時のように身体のコントロールが効かない。シルバーコードで肉体と繋がっているのでなおさらだ。だが私は意図したとおりにスムースに動けた(

幽体には質量があると言われているので空気中ではまさに海の中のスキューバダイビングと同じである)。


幽体離脱でないとするとこの体験は何なのだろう。

移動中、私が見た風景はあまり意味を持たないだろう。周囲の風景は私の意識状態で自在に変化するからだ。重要なのは感覚である。
そういえばブルース・モーエン(*1)がこれと似た体験をしている。
人間はそれぞれが数千という輪廻を繰り返している。その数千という人生の人格は一つの集合体を形成している。氏はこの集合体は円盤(ディスク)の形をしておりこのディスクから紐が延びて今生を生きる我われと繋がっているという。繋がっている場所は肩甲骨の間で紐の太さは2センチくらいだという。


このディスクは過去生から今世までのすべての人格の集合体であり全人格の集合意識である。氏はこの集合意識のことをオーバーソウルと言っている。オーバーソウルはそれ自身、独立した意識を持ち自ら地球生命系における「未知」を求めてその一部を地上に送っているという。そしてオーバーソウルはディスク外のメンバーと意識の繊維(紐)によって繋がっているのである。

私の肩から延びた太い紐はオーバーソウルと私を繋ぐ意識の紐だろうか。
(*1)ブルース・モーエンは体外離脱の科学的究明に尽力したロバート・A・モンロー氏の死後、モンロー氏を引き継いで死後探索を続けた人物である。