10月30日から2泊3日で東北に紅葉ツーリングに行ってきた。

石巻に宿を取り秋田の湯沢へ向かうルートを鳴子温泉~秋の宮温泉郷~川原毛地獄~小安峡と周った。

川原毛地獄~小安峡はすでに紅葉のピークを過ぎていたが鳴子温泉~秋の宮温泉郷は今がまさに見頃であった。


当初は奥入瀬へ行く予定であったが願い叶わなかった。
プロフィールでも述べているが私はツーリングが趣味である。自分の愛車で大自然の中を空気を肌で感じながら走る。最高である。空気だけでなく匂いも感じられるのがよい。今回のツーリングも桂の葉の香ばしい香りを至るところで感じた。

 

私にとってバイクは単なる移動手段では無い。移動自体が目的のひとつである。バイクで大自然の中を走っていると目の前で展開される一瞬一瞬に感動がある。だから天気が良いことが必須である。

 

私はほぼ毎年のように北海道ツーリングしているが雨に祟られることが多い。私はいつしか天気をいつも気にするようになってしまった。今回、奥入瀬をあきらめざるを得なくなったのはおそらく私のこうした思いが原因だろう。

 

東京から青森まで移動だけで丸一日かかるので最低でも二泊は必要だ。折角青森に行くのだから八甲田山や竜飛崎にも行ってみたい。

予報では10月20日以降10月一杯はずっと晴れ予報だった。28日~30日で予定を組みホテルの予約も取ったが予定日の2,3日前に雨予報に変わった。私は泣く泣くホテルをキャンセルした。

 

予報が雨に変わったのは私が天気を気にし過ぎたことが原因ではないか(と私は思っている)。同じ日に予定を組んでいた多くの人に申し訳ない。紅葉は陽光が当たって色が映えるので晴れた日に出かけることが必須である。


バイクは一瞬一瞬の感動を教えてくれる。だが私は重要なことを見落としていたと反省した。今のこのマイナスに傾いた状況を打破するには一旦、すべてを受け入れることである。そしてどんな状況下であってもそこに楽しさを見出すこと、これであった。だが雨の日の紅葉ツーリングは避けたほうがよいだろう。濡れた落ち葉は滑りやすいのでバイクには危険である。

 

 

秋の宮温泉郷へ向かう国道108号。思わずバイクを止めシャッターを押した。

 

このような景色がずっと続く。ツーリングの楽しさを実感する。

 

秋の宮温泉郷から、こまち湯ったりロードへ入り川原毛地獄の手前で見つけた大きなブナの木。内側から見る紅葉も格別であった。

 

川原毛地獄。紅葉の樹林を抜けると突然視界に現れた白の世界。

 

川原毛地獄。ターコイズカラーの池があった。

 

小安峡から国道398号を栗原方面へ向かう途中で見つけた紅葉のトンネル。愛車を入れて撮影。

 

最終日の朝、奥松島の海岸でモーニングコーヒー。この後、古浦かき組合の生かき直売所で牡蛎を購入して帰路につく。