既に何度もお話ししているが脳波が落ちると目の前に壁のようなものが現れる。実際は壁ではなくチャクラが形成するエネルギー場の表面である(と思っている)。私はこれを正面から非常に近い距離で見ているので壁のように見える。“意識”の私には上下左右といった感覚がないので目の前を遮る物体が壁のように見えるのである。

チャクラの表面はスクリーンの機能を有しているため意識であらゆるものを映し出す。私の場合、レンガ、石板、コンクリートといった材質が多かったので壁ということにしている。というわけでこれからも“壁”で統一する。


実はこの壁の上にプラーナ粒子の渦巻を発生させると壁に蟻地獄の巣のような円錐形の穴ができる。粒子の渦巻が壁を削っていく(正しくは“凹ます”)のだが“穴を開ける”意識をするのは最初だけで少しでも穴が開けば後は勝手に広がっていく。

穴(円錐)の頂点部分には穴が開いていることがよくある。その時、円錐の頂点部分には円形の光が見える。これは穴の向こう側から光が差し込んでいるからである。この穴を抜けると異次元世界に出る。穴の中へ入っていく時も最初の一歩が重要でこれが上手くいけば後は勝手に進んで行く。


異次元へ通じる出入口は基本的に円錐の頂点部分にあるが、頂点部分から穴が延々と続きその先にようやく出口がある場合もある(これはおそらく私自身が小さくなっているためだ。この場合も穴の先には異次元の世界が広がっている)。


2,3日前だった。私は粒子の渦巻でつくった穴へ入って行った。今回は前者のパターンであった。円錐形の窪みの底に円形の光が見えた。それに近づくとすぐに穴の向こう側に別世界が見えてきた。

 

穴を抜け、現れた世界を見渡すと街はずれのようなところであった。遠くに何かの作業をしている人が一人見えた。

私は穴へ入る前の意識をそのまま保持していた(前回は異次元の世界へ入ると記憶がすべて入れ替わり私はその世界の住人になっていた)。

そして私はすぐに自分が男性3人の意識を持っていることを知った。その3人の意識は私の意識であり私は3人(の意識)となってその世界で行動していた。

街は多少ごみごみしていて賑やかそうな感じだったが何故か人は全くいなかった(その後も誰一人見ることはなかった。穴を出たところで一人見ただけである)。

不思議に思いながらも私は映像がフェイドアウトしないようにすることで精いっぱいだった。そのせいだろうか。風景は薄暗かった。フルカラーであったがほとんどモノクロといってよいものだった。そして無音である。

 

正面を向いて進んでいる時は感じなかったが横を向くと映像に歪みが出た。これは30年くらい前の3Dゲームと同じであった。ただ、風景の見え方がクリアでないのは私の意識状態が関係していたかもしれない。


今回、不思議だったのは私が3人の意識となって行動していたことだ。私は3人を操り、時に私は彼らに入り込んで自ら行動した。それはまさにRPGゲームであった。


先日、私は今回と同じようにトンネルを抜けて壁の向こう側の世界に出たが、その時はその世界に入った時は何ともなかったが足を一歩踏み出した途端、私がそれまで抱いていた思考や感情が突然私から消え私の意識や記憶は完全にその世界の住人(私)になった。私の記憶がすべて入れ替わったのである。


意識や記憶が完全に入れ替わるのは夢の特徴である。夢の中の私は完全に夢の中のシチュエーションに基づいた存在になっている。昔の私自身の夢を見る場合も同じだ。夢の中の私は当時の私の意識状態を再現している。それとこれも夢の特徴と思われるが無音である。夢の中で人の声を聞いたりするがこれは聞いているように認識しているだけで実際に声が波動として伝わるのではない。以前の私はこうしたことには気づかなかったであろうが最近はわかるようになった。夢を見ていても夢の違和感を感じられるようになった。


ちなみに体外離脱において音は波動で伝わる。そのほか体外離脱では夢と同様にそれまで抱いていた思考や感情が消えることがあるがこれは三次元的な思考が消えるだけで自分の意識自体に変化はない。パラレルワールドへ行って誰かの体に入っても私は私である。