僕の人生の時間のなかでは

おそらく一生の三分の一くらいの時間を占めることになり

25年以上にも及ぶ夫婦の壮大な共同プロジェクトだった「子育て」だが

それも次女が高校2年生にまで育ってきたなか

順調にいけばあといよいよ1年半後には終わりを迎える。

 

結婚という契約のもと2人で始めた子育ては

僕ら夫婦をとても深い絆で結びつけてくれたことは疑いようもない。

僕らはほんとうに長い時間をかけて「子育て」をしながら

ずいぶん遠くまで一緒に歩いてきた。

気がつけば人の一生の本当の終わりがもう視界のうちにある。

誰しもがそうなのだろうがここに至り

ようやく人生というものが一体何なのか

そのことがわかり始めてきたような気がする。

 

次女がアメリカへと行っている今は

ちょうどまた始まる2人だけの生活の予行演習になると考え

次女が居ぬまに改めて再び新婚旅行から始めることにした。

 

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今の僕らにはもうここから子育てをする体力も時間も残されていないが

また新たに次の目標に向けて2人で人生を漕ぎだしていきたいと思う。

もちろん次の目標というのは

この人生を誇りを持って完結させることだろう。

その目標のために僕はまだまだ家内を必要としている。

あらためてこれからもよろしく

 

 

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