英検に関しては中2から中3にかけての過去6回の不合格を受け

もうほとんど心も折れて戦意を喪失してかけていたところに

今年の春の第1回はちょうど東大本番レベル模試と重なったので

『まあ別に英検を取らなくても大学入試には関係ないもんな…』

と内心ホッとしながら見ないふりを決めて見送っていた。

 

昨日は『前回から英検の問題変わったのってどうなったんだろう?』

となぜか思い立ち過去問を検索して目を通した。

語彙問題が少なくなるという話は…たった3問減っただけの22題で

相変わらず選択肢のワードの半分くらいは見たこともない言葉ばかり。

長文はまる1題減ったものの文を読んでのサマリーを書く課題が加えられていて

全体としては難易度アップってことじゃないかなぁと感じた。

 

ふと目の前にいた次女に「秋の英検どうする?」と声をかけてしまって後悔した。

このまま僕らは見ないふりをしてやり過ごせばよかったのでは…

諦めるという決断を次女にさせてしまうって親のやるべきことなのか…

そんな思いが発した言葉と同時に頭の中でうごめくのがわかった。

僕は慌てて「別に大学受験に必要ってわけでもないしね」と付け加えた。

あるいはそんな言葉が次女の重荷をやわらげるのではと思ったからだ。

 

うつむいて勉強をしていた次女だったが走らせていたペンを止め

しばらくそのままの姿勢で何事か考えを巡らせる様子のあと

ゆっくりと顔をあげて「受けたい…」と、そうひとこと言って

苦笑いのような申し訳なさそうな微かな笑みを浮かべた。

 

僕は予想外の答えに不意を突かれて内心驚いた。

次女はまだファイティングポーズを下ろしていなかったのか…

伴走ランナーである僕が諦めかけていたことを申し訳なく思うのと同時に

自らの意思で受験したいと言った次女のことをとても誇らしく感じた。

 

次女の表明した闘志はさらに一瞬にして僕の心にも火をつけた。

受かるまであきらめない!と、そう誓ったことをすぐに思い出し

僕は「よし!じゃあすぐに申し込んでおくね」と次女に答え

タブレットで手続きを始めた。

 

さて改めて振り返るならば

次女の先行学習のモチベーションを支えてきてくれたのは

数学は東進の数学特待であり英語は英検ではなかったか。

まだまだ先の続く英語学習においてはやはり英検1級合格こそが

最強のモチベーションたりうるだろう。

引き続き受験できるときは受験していこう。

 

一方LOGOPHILIAを開始して現在3テーマを終了。

構文や語彙については申し分のない教材。

このまま最後までやっていこうと思う。