そこに方法論とかメソッドとか仰々しいものがあるわけではなく

長女の受験の時に思いつきでやっていたことを思い出しながら

次女にも同じようなことを繰り返させている。

もちろんそれぞれの個性を持つ2人なので成果や結果もそれぞれなのだが

概ね誤差の範囲内と解釈し(言い聞かせ)淡々と進めている。

 

昨日はいよいよ今年度の東大模試の先陣を切って

東進の第一回東大本番レベル模試が開催された。

7年前には高1だった長女もこのテストを受けたので

次女も昨日は迷わずエントリー。

朝の9時から夕方の4時半まで頑張ってきた。(理科抜き)

 

もちろんそこに何かの成果を期待したり

現在の立ち位置を探るなどといった意図は微塵もない。

ただその山の圧倒的な険しさを次女に身をもって感じてほしかった。

そしていち早くその厳しく聳え立つ山を目指すつもりで

高校生活をスタートしてもらいたかった。

そこは長女のときとまったく同じ思いである。

 

興奮と疲労の入り混じったやや紅潮した表情で帰ってきた次女に

「どうだった?」とさっそく尋ねてみた。

次女は大きくため息をつきながら

「まったく歯が立たなかった……」

と圧倒的なテストに完膚なきまで打ちのめされて逆に嬉しかったのか

爽やかな笑顔さえ浮かべながら「大きいよ……」とボソリと続けた。

まさに大きすぎる相手に高揚を隠しきれないといった様子だ。

 

数学はカッコ付きの小問をいくつか解いたくらいでもちろん完答はゼロ…

数Ⅲなんて青チャートまでやったのに何をやっていいのかもわかんなかった…

英語も半分なんてとんでもない…要約も全然書けなかった…

古文の下線部訳も何が書いてあるかもわかんないから

文脈で想像して書くしかなかった……

 

他にも次女はきっといろんなことを感じたのではないだろうか。

でも、東大からのメッセージはただひとつ

立ち止まらずに登り続けろ!