今週月曜日から次女の高校では初めての中間テストが始まった。

国語2教科、数学2教科、英語3教科、理科社会各2教科が

1日2〜3教科ずつ木曜日の中休みを挟んで土曜まで5日間にわたって行われる。

従って今週は午前中で放課という1週間になる。

 

ずいぶんと丁寧な進め方だ。

各教科十分に準備をして臨むようにという学校側の意図がうかがえる。

それほどこの定期テストというものの位置付けは重要だということだ。

 

各地域の公立トップ校では当然その地域では選りすぐりの先生方が配されており

東大出身の先生というのも決して珍しい存在ではない。

先生方は各自高いプライドとスキルをもって生徒の指導にあたってくださるので

学校の授業や定期テストを中心に学習を進めれば

塾になど通う必要がないと声高に仰るのも大袈裟な話ではないだろう。

 

しかし学校の授業や定期テストの位置付けについては

僕は文系科目と理系科目では全く違う心構えが必要なのではとずっと思っている。

文系科目の国英社については学校のカリキュラムに従い

授業をしっかりと理解して定期テストで確認していくという作業で

十分な大学受験への対応力がついていくと思う。

従って定期テストできっちり8〜9割の結果を出していくことを目標に

日々の学習を進めていけば

入試ではしっかり結果を出すことができるだろう。

 

しかし理系科目はいずれも理解というインプットの段階から

自分でできるというアウトプットの段階までには

必ずタイムラグが生じることを意識しなければいけない。

授業で聞いたことを実際に自分で使えるようにするまでには

それなりの演習が必要になるからだ。

 

従って理系科目については学校の授業や定期テストはあくまで確認として捉え

自らどんどん先行学習を進めさらに独自に演習を重ねていくことが大切になるだろう。

公立高校では時間の制約もあり数理の演習が最後に不足するであろうことを

十分に頭の片隅に置いて日頃の学習を次女にも進めていって欲しい。

 

さて、次女は自分の受験においては

理科は物化、社会は地理ともうすっかり決めているようなのだが

今回のテストでは化学の代わりに生物が

そして社会は地理に加えて歴史もあるがどうしようと相談された。

「自治医や地域枠、私大なんかの推薦を狙ってるんじゃないのなら

別に赤点越えるくらいでいいんじゃない」

と無責任なアドバイスをしてしまったが

前日対応などを見ているとやはり思いっきり勉強してしまっているようだった。

なかなか手を抜くっていうのも勇気がいるよね笑