ご自分が“失敗”することに対して、どのようにお考えでしょうか？
確かに、重要な場面では失敗を許せない。。。というプレッシャーがあるでしょう。
毎日そんな事ばかりだ、といわれる方も居られますでしょう。
できれば避けたい。
それは自然な感情だと思いますし、ハードルの高いラインへの挑戦という素晴らしい機会です。よいストレスを跳ね返す活力を呼び起こします。
失敗するのではないか、と考えると恐くて仕方がない。・・・無難に過ごす事を第一に考えて、あきらめてしまう。
結果が失敗に終わった時、そのことに自分自身ショックを感じているのに、さらに周囲から責め立てられ、まさに人格否定されたように感じる。。。
もし、あなたがこのような感覚になってしまうようであれば、即刻、心の軌道修正が必要です。
以前にも書いたことがありますが、世の中には人を責め立て人格否定するタイプの人がたくさん存在します。この方も、家庭や職場など長期間そういう環境にさらされ、もはやそれが当たり前（それしかできない）になっている状態です。悪意はそれほど感じていないといえるかもしれません。だから、他者からの指摘でも軌道修正しにくいです。
どうぞ、執拗にご自身を責めないでください。
失敗には意味があります。何年も経ってからその失敗の意味がやっとわかることも。
失敗は、どんな苦しくて悲惨な失敗だとしても、これまでの自分の状態の結果と受け止め、受け入れなければなりません。
しかし、自分を全否定しないでください。
やり直せばいいのです。今ではなく、もっとよいタイミングがあるということです。もっとふくらましてもっと準備してもっと大きな成果を狙えるということです。
失敗はあなたを強くし、情熱が本当にあるのかを再検討させ、また自分の心の方向性を答い直す機会です。
そのことを自分で考えなくてはなりません。
同じハードルにもう一度チャレンジしても良いのです。その時に、“誰かを蹴落としたいから”など心が屈折した思いで挑んでいなかったか本心をチェックし、そのハードルを別の・・・前向きな気持ちに置き換えたとき、乗り越えるべきハードルが同じものか、他を狙うのか決まると思います。
こうして書いている私自身、やはり“失敗だぁ？”と感じる出来事もちょくちょくあります。失敗だったのかあいまいな場合もあります。でも、謝罪できる場合はまずお詫びし、そして失敗の原因を省み、気持ちを修正して出直します。失敗と感じたことをしっかり受け止めて、処理します。
そして、その修正の機会がもたらされたということにも、周囲からのサポートや優しさにも、心から感謝します。。。
他人の失敗に対しても、見方が変わっていくでしょう。その人が自分で考える時間を、温かく、安心して待ってあげられるのです。