インカローズです
寝違えと思ってた首の痛みが増す一方で
何も判断できなくなっていた私に
かかりつけ医で診てもらうよう
姉は言って仕事に行き
間もなくして姪が迎えに来てくれました
本当に脳を診てもらうのが正しいのか?
整形外科じゃなくていいの?
頭の中はずっとぐるぐるしてたけど
整形外科なら後から行っても遅くはない
と思い直しました
私のかかりつけ医は
MRIの機器が備わる個人病院で
担当医は脳神経外科が専門
定年で総合病院を退かれ
個人病院の内科医として
勤務されてる方だったので
かかりつけ医に診てもらえば安心だと
姉は思ったようでした
そして姪(姉の娘)は医療従事者で
その日はたまたま非番で家にいたようで
その頃にはもう痛みが強すぎて
自分で運転出来そうにない私を
直ぐに迎えに行くよう姉が采配してくれて
検査から結果を聞くまで
姪はずっと付き添ってくれたのが
本当に心強かったです
帰りだけでも長男に送ってもらおうと
かかりつけ医で診てもらうことを
事前にLINEしておくと
仕事終わりに病院まで来てくれて
長男と姪と3人で検査結果を聞きました
頭部血管MRA検査の画像から
左椎骨動脈解離の診断を受け
痛みで何も考えられなくなってる頭でも
解離という言葉だけが耳に残り
大変な事になってしまったことだけは
何となく察しがついて
ますます混乱してきたので
一旦考えるのはやめました
そして姪にはLINEでカーネへの
状況説明を託して
長男には会計や処方箋を託し
一刻も早く家に帰って
眠ってしまいたい
それ以外は何も考えられなく
なっていました
帰宅してベッドに横になった頃には
病院へ行く前に飲んだカロナールが
やっと効いてきて
少しだけスマホで
病気のことを調べてみたけど
主治医の説明以上の情報は見つからず
今後の過ごし方をゆっくり考えました
裂けた血管を治すお薬は無くて
鎮痛剤を飲んで安静にしてる以外に
方法はないこと
血管が自然治癒で修復されるまでには
2〜3ヶ月を要すこと
首の痛みで頭を支えきれない場合には
むち打ちの時に使うような
頸椎固定カラーなどを使用したり
インドメタシンを塗ったりする他ないこと
主治医の長年の経験から
枕の高さが合わないと思いながら
首に違和感を感じていた時から
解離は始まってたのではないかとの
見立てだったので
ここ数日に起こった
あらゆる点と点が繋がりました
違和感を覚えてから
3日経過してることから
未破裂椎骨動脈解離に分類
くも膜下出血や脳梗塞などのリスクを
避けるためには血管コントロールや
首の急な捻りや運動をしないようにして
安静に自宅療養することで
普通に生活できるとのことでした
そうしてパート先は暫く休ませてもらい
血圧や脈拍が上がらないよう
注意しながらの生活が始まりました
今回最初に感じた違和感は
旅先のホテルの枕の高さが
合わなかったレベルの
首筋の軽い痛みだったり
寝違えた時みたいな
首が回らないような痛みなど
どちらも特別と思える様な
頭痛では無かったので
まさか重大な病気が隠れてるとは
思いもしなかったです
不調時や慢性的に感じたりする
気圧の変化や眼の奥が痛むような頭痛や
こめかみがズキズキするような頭痛などの
片頭痛のような一次性頭痛とは違って
頭や首に原因疾患がある場合に現れる
二次性頭痛は命に関わるので
受診のタイミングや何科にかかるかが
重要になってくるポイントだと
今回の経験から強く思いました
※お借りしました
私が診断された椎骨動脈解離は
脊椎の椎骨の中を通る動脈で
血管の内側の壁に血液が入り込んで
血管が裂けていく病気なので
椎骨という場所なだけに
首の痛みが一番強かったし
頭痛がする場所も後頭部の
耳の後ろの辺りばかりでした
もし今までにない頭痛がしたり
寝違えた記憶もないのに首が痛む時は
迷わず頭頸部血管MRA検査を
受けるのがいいと思います
この病気は
頸椎捻挫(むち打ち)や
整体・カイロプラクティックでの
首への強い施術などでも
血管に強い圧力がかかることで
なってしまうそうです
車をバックさせる時や
ゴルフのスイング時
首の関節を鳴らす癖などの
首の捻り等のほかにも
カラオケで声を張る時や
性行為や排便時のいきみ等の
息を飲むような場面も要注意のようで
日常生活でもちょっとしたキッカケで
簡単になってしまうことにビックリです
そして私は
判断を誤って整形外科を受診しなくて
本当に良かったと姉には感謝です
頭頸部血管MRA検査は
大抵の場合MRI機器の
備わった病院で受けられるし
50歳を過ぎたら脳ドックって
やっぱり必要なのかもしれませんね
-続きます-