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不況を乗り切る力を秘めている!?芸能人ブログによる広告とは

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皆さんは、ブログを利用されているだろうか?

ブログを定期的に読んでいるという方だけでなく、ブログを書いている方も多いと思う。友人のブログだから、自分のことを書くことが好きだから、趣味の自慢をしたいから、など理由は様々だと思うが、ブログから得た情報を実生活の中で活用している、という方も多いだろう。最近のブログの影響力には、目を見張るものがある。

「ブログの実態に関する調査研究報告書」(総務省)によると、2008年のブログ市場規模は約160億円とされており、誘発市場と合わせたブログ関連市場では約1,960億円。

内訳としては、ブログから EC サイトへの誘導、購入による収益が約43%、純広告やコンテンツマッチ広告によるブログ事業者の売上が42%と大半を占めている。つまり、ブログはその特徴を利用したアフィリエイト機能や口コミによる効果により経済効果を挙げていることになる。

特に影響力が大きいのは口コミで、企業が作った広告ではなく消費者が生の声で伝えるブログを通した口コミは、信頼性が高く感じられる。それが自分のお気に入りのブロガーの声ならなおさら信頼できる情報となる。

純広告、コンテンツマッチ広告にしても、ブロガーと読者の趣向に合った広告が掲載されるため、クリック率は自然と高くなる。ブログはターゲットが絞りやすい面もあるので、需要は非常に高い。

上記のデータは2008年度のものであり、2009年1月にはページビューランキング上位10社のページビュー総計が約200億回であったが、同年6月には約320億回と急増していることを考えると、2009年度のブログ市場はさらに拡大していることは間違いない。

その中でも影響力が突出しているのは、やはり有名人ブログだろう。前述したような、ひとつの広告媒体としてだけではなく、有名人がブログに書くひとつひとつの事柄が、世の中に対して大きな影響力を持っていることは間違いない。

普段知ることができない有名人の日常生活を垣間見ることができることや、有名人が日々感じていること、考えていることがその人の文章で表現されるため、より身近に感じることができる。

実際にブログを書いている有名人側も、テレビでは発信しきれない自分の思いや日常を語り、ファンと交流できる場としてより大胆に情報を発信することも多い。ブログがきっかけで人気が上昇した芸能人も数多く存在する。

一般のアフィリエイターの場合、リスティング広告や SEO で自分のブログサイトを PR して収入に結びつける場合が多いが、芸能人ブログの場合、ブログ自体にすでに知名度があるため、芸能人の名前で検索をするユーザーをターゲットに広告を展開することができる。企業はこれをビジネスに展開し芸能人ブログをひとつの広告媒体として利用している。

一般人のブログでも同様のことが言えるが、ユーザーは「この人が勧める商品ならばいいものに違いない」という観点で、商品に興味を持つ。その商品の価値ももちろんあるのだが、それを紹介する「人」にどれだけの価値があるのか、という点を吟味して、それに伴い商品の価値も上がっていく。

それ故に、読者の信頼を得ていれば、一般ブロガーであってもブログ内に設置した広告から収入を得ることが十分可能なのだ。その芸能人の単純なファンなら、「この人が紹介するのなら間違いない!」と信じるし、「この人がこれを持っているのなら同じものを持ちたい」という考えのもと商品購入に至る場合もあるだろう。

それだけでなく、「この商品の販売元はこの芸能人を関わらせるだけの力がある企業なのだ」と思わせることで、ユーザーの信頼を得るという効果もある。たとえその商品を紹介している記事が広告的なものであっても、その芸能人に紹介記事を書いてもらっているというだけで信頼度は上がるし、書いている本人が単純好きで紹介記事を書いた商品と見分けることは難しい。その曖昧な境界線が、逆に信頼性を高める効果があるため、芸能人ブログは一種の広告枠として機能する。

例えば熱心な一般ブロガーが、ブログの中でアフィリエイト広告などを出しながら毎日の更新を重ねて人気ブロガーになったとする。そうするとそのブロガーは読者の信頼を徐々に得ていくことになるので、広告から購入に至らせる回数が増えていく。そうするうちに企業から声がかかるようになり、結果、「有名人」の肩書きを得ることになった、というパターンも少なくない。それほど、ブログとその広告による影響力は大きいということだ。

特にブログは文章で表現されるため、筆者の人間性が現れやすい。芸能人の場合、テレビで見るよりも顕著にその人柄が現れるので親近感を感じるし、芸能人としてではなくいち個人として記事を書きたいという場合もよく見られるため、ファンはテレビの言葉よりも真実味を持ってその内容を受け入れる。芸能人ブログを利用しての広告は、そのようなファン心理をうまく利用している。

ブログによる広告収益は、ブロガー、ブログ運営会社、販売企業にとって収益の場となっている。その中でも多大な影響力を誇る芸能人ブログは、今後どのような形に発展していくのだろうか。

ブログは、コメントを書き残すことでファンが芸能人と交流することができる場でもあるが、第三者がコメントを読むことでユーザーの嗜好や方向性などを伺い知ることができる場でもある。その芸能人のブログを読むユーザーが求めている情報を分析し、それに見合った広告を出すことで、ブログ市場はより活性化する。

多大な影響力を持つブログ市場。ここに、現代の不況を切り抜ける鍵があるのかもしれない。ブログによる「口コミと広告の一体化」というのは、まだまだ可能性を秘めているのではないだろうか。

(執筆:株式会社ファンサイド ライター 上村 江利)

記事提供:ファンサイド



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「インタフェースとしての初音ミク」と、ニコ動“祭り”の進化論

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700席の会場がほぼ満席に
 2007年8月31日の「初音ミク」発売から2年半あまり。ミクの“N次創作”は脈々と続いている。創作のサイクルを支えるのは、発表の場としての「ニコニコ動画」の人気や、「ピアプロ」など共有を前提としたコンテンツプラットフォーム、日本独特のIT・オタク文化だ。

 3月10日、東京大学で開かれた情報処理学会に、ミクやニコ動のキーパーソンが集まり、人気の背景や、N次創作に関わる著作権問題への取り組み、世界展開の可能性などについて語った。【岡田有花】

●インタフェースとしての初音ミク

 初音ミクはキャラクターでありながら、創作者誰もが使える「インタフェース」であり、著作権法の概念とは矛盾すると、クリプトン・フューチャー・メディア社長の伊藤博之さんは話す。

 著作物は、作られたその時から著作権法で保護され、一部を除いては無断で利用できない。だがそれを、誰もが使える「インタフェース」として提供しようと考えると矛盾が噴出。「どう整合するかという難問に直面してきた」(伊藤さん)

 解決策として編み出したのが、2次創作を前提にしたコンテンツ置き場「ピアプロ」や、一定のルールのもと、キャラクターの2次創作を認める「ピアプロ・キャラクター・ライセンス」、有償の同人活動でもキャラの利用を許諾する「ピアプロリンク」だ。

 こういったルール整備により、ミクなど同社が管理するキャラについては、2次創作、3次創作……N次創作作品を、著作権法上問題のない形で発表できるようになっているという。

●ミク動画も盛り上げた、ニコ動“祭り”の構造

 ミクの創作が盛り上がったのは、ニコ動があってこそだ。ニコ動開発総指揮の戀塚昭彦さんは、ニコ動と「ニコニコ生放送」など周辺サービスを、「時系列を持つコンテンツにコメントを同期再生することで、祭りに参加できるWebサービス群」と定義する。

 ニコ動の祭りは、当初はコメントで起きていた。いわゆる「弾幕」や、“職人”による「コメントアート」がその例だ。ユーザー各自はまったく違う時間帯に動画を見、ばらばらにコメントを書いているが、まるで同じ時間を共有しているかのように見え、盛り上がる。「擬似同期型」のアーキテクチャだと、日本技芸リサーチャーの濱野智史さんは指摘する。

 タグ機能導入に伴い、タグも祭りの場となった。一般的にはタグは、ユーザーが1人で編集し、個数制限なしで付けられるのものだが、「ニコ動のタグは特異」(濱野さん)。1動画につき10個までという制限がある上、動画投稿者以外のユーザーも編集できるため「タグ戦争」と呼ばれる、タグのネタ合戦や淘汰が起き、ムーブメントの形成や動画のコミュニティー作りに貢献した。

 ミク関連では、「初音ミクが来ない?来た?」が例の1つ。ミクが発売日に届かなかったユーザーがその思いをうたった曲を投稿したところ、ほかのユーザーが同じタグで、発売日に手に入れたことを伝える楽曲を投稿。呼応してほかのユーザーも、「届いた」「届かない」という曲を投稿し、まとめ動画ができるなど盛り上がった。ミク以外でも「ニコニコ技術部」「先生、何やってんすかシリーズ」など多様なタグが、さまざまな動画をつなげ、ムーブメントを生んだ。

 今後は「未来のネタを祭りにしたい」と戀塚さんは話す。ニコ動が疑似同期の仕組みによって過去を現在に引き寄せて祭り化し、ニコ生で現在をネタにした祭りが可能になっている。「データ分析に基づく未来予測や、予定を立てて人と人とを引き合わせるといった調整なども、祭りに引き寄せられたら」(戀塚さん)

●ミク・ニコ動は海外でもイケるのか?

 ミクやニコ動が盛り上がった背景には、ネットや創作のためのツールが一般に普及し、生産する消費者「プロシューマー」が増えたという「時代的必然」に加え、脈々と続いてきたオタク文化という日本の特殊事情があると濱野さんは解説。ミクやニコ動が「海外でも受け入れられるか興味がある」と話す。

 VOCALOIDは英語版もあるが、海外展開はまだまだ難しいようだ。「海外では、ギターとドラムとボーカルの音楽が主流でコンピュータミュージックは少なく、外国の方大多数にダイレクトに受け入れられるのは難しいのでは」(剣持さん)。伊藤さんも「ケーブル1本で音が変わると考えるプロにとって、良さが分かりづらい」と、プロ向けを視野に入れた海外展開には厳しい見方だ。

 ただ、海外でも若い世代には「面白い」と受け入れる人もいるという。「コンテンツはガラパゴスで結構。日本で純度を高めていって海外に認めてもらい、日本で起きていることを知ってもらう努力をしていきたい」(剣持さん)

 ニコ動を日本語以外の言語に広げるにも、課題があるという。画面上に表示する文字数などを日本語に最適化しているため、「一目で読み取れる情報量が得られる画面の面積など工夫が必要になる」(戀塚さん)

 加えて、国内サービスだけでも「かつかつのインフラでやっている」上、海外の動画サイトはYouTubeが席巻しているため、海外版を出してユーザーを拡大するのも難しそうだと戀塚さんはみる。

●クリエイターへの還元は「解けない問題かもしれない」

 ミク作品のクリエイターへの還元の方法も難しい課題だ。ニコ動ではお金を払いたいほどすばらしい作品に対して「振り込めない詐欺」というタグが付くこともあるが、実際に支払う仕組みは整備されていない。ピアプロも、創作者にテキストなどで感謝を伝える仕組みはあるが、お金を支払うことはできない。

 伊藤さんはこの種の問題は「芸術論では昔からある」と指摘する。「お金だけがリスペクトのバロメーターなのか。芸術家はお金を取るといやらしいから寄付を募るといったことは昔からある。解けない問題なのかもしれないということを意識しながら考えたほうがいいだろう。どう違和感なくルールが作るか、頭を悩ませている」

●CGMはスポーツや料理のように

 「CGMを、スポーツや料理のように誰もが楽しめるようになっていってほしい」――「VocaListener」(ぼかりす)の開発に関わった、産業技術総合研究所の後藤真孝さんは思いを語る。

 「スポーツや料理はプロの世界と両立する。素人の参加者が増えても、プロが自分たちの領分が侵されたとは思わず、すそ野が広がって関心が高まることを喜ぶ。既存のコンテンツ産業の方々にもムーブメントを応援してもらい、みんなですそ野を広げていきたい」

 「歌や踊りはみんな、子どものころは楽しんでいるが、いつしか躊躇(ちゅうちょ)し始める。創作をもっと楽んだり、簡単にできるような技術開発や革新が必要で、コンテンツ学会としても研究していきたい」

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琉球銀行員、1億円超着服=架空口座を開設、懲戒解雇

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 琉球銀行(那覇市)は11日、架空の口座を開設し約1億4800万円を着服したとして、本店営業部調査役だった50代の男性行員を懲戒解雇したと発表した。同行によると着服を認めているという。同行は同日、県警那覇署に通報した。
 同行によると、男性行員は2003年7月から10年1月の間、偽造した免許証などを使って架空名義の口座を同行に54件開設。同行の個人向けローンを使い、56回にわたって計約1億4800万円を入金し着服した。うち約5200万円は返済しているという。
 行員は03年は沖縄本島内の支店に勤務し、個人向けローンの決済責任者を務めていた。本店に異動した06年以降も個人向けローンに携わっていたが、今年2月に別の部署への異動が決定、事務引き継ぎ中に着服が発覚した。着服した金は、消費者金融からの借金返済に使ったという。 



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