東京オリンピック招致の際、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」のスピーチが流行語にもなりました。
その後も、訪日外国人の数は年々増え、「おもてなし」という言葉は、テレビでも以前にも増して、よく聞くようになった気がします。
弊店・茶道体験古都でお会いする外国人の方からは「日本人は礼儀正しい」「親切」というお褒めの言葉はよく伺います

道を尋ねたら、英語が分からないながらも、一生懸命応えようとしてくれた!ということだけでも、本当に喜ばれています。
★参考;観光立国となるためには
このような、親切な対応ができる国民性は、誇りに思うべきところだと思いますが、
おもてなしが、おもてなしになっていない!
と思われてしまう事例もあるようです。

例えば・・・
・正座ができるのに、見た目が外国人だから、西洋式の椅子を準備された。
・お箸が使えるのに、フォークとナイフを準備された。
・某○○省の補佐で訪日し、和食を食べるのを楽しみにしていたが、ホテルで出されたのは、ハンバーガーやグリーンカレーだった。
上記すべて、外国人が本当に体験されている出来事です。
椅子を準備した方が、喜ばれる方も絶対にいらっしゃいますが、全員がそうではないのですね

最近は、日本人でも正座ができない人の方が多くなっているので、外国人には必ず椅子!と思いがちですが、弊店・茶道体験では、あえて「正座にトライしたい!そうでなくちゃ、雰囲気が出ないよ」と思われる外国人の方も、とても多いです。
弊店においては、むしろ、畳の茶道体験に来たのだから、足に障害があられる・ご高齢で膝が悪いなどの事情がない限り、椅子にはできるだけ座りたくないという外国人の方が多いですよ。
外国人=椅子が必要・刺し身はあまり食べない、などと決めて、気を回しすぎるよりは、
お客様お一人お一人のご希望に合わせて対応するのが、真のおもてなしなのかなと思います
