こんにちは、いなざわです。
関節リウマチは早期発見・早期治療が大事だと言われています。
にもかかわらず、早期発見が難しい病気でもあります。
リウマチっぽい症状が出ているけど検査は陰性であったり、逆に自覚する症状は無いけど検査は陽性であったりするからです。
診断も1つの検査だけで決まるわけではなく、いくつもの検査結果から総合的に判断することになります。
また病気の進行度によって検査結果も変わってくるので、どのタイミングで本格的に治療を始めるべきかわかりにくいケースもあります。
またお医者さんによって見解も違うので、治療が必要であると考える時期や治療方法も違ってきたりします。
これはリウマチという病気の特性上仕方がないことです。
だから患者さん自身が迷ってしまったり、するべき行動を先送りにしてしまうケースが出てきます。
これは仕方がないことではあるんですが、それでも早期発見・早期治療が必要な病気であることには変わりません。
つまり治療が必要になったときに、すぐにそのための行動を起こせる準備をしておく必要があるのです。
ではなぜ、早期発見・早期治療が必要なのでしょうか。
そのことがわかれば、多少行動するのをためらう場面に出くわしたとしても、しっかりと行動ができる可能性が高まるのではないでしょうか。
今回は「【素早い行動が大事】なぜリウマチ治療は早期発見・早期治療が必要なのか」をお伝えします。
早期治療・早期発見が必要な理由はリウマチが進行することで、物理的に生活に大きな支障が出てしまうからです。
リウマチは関節が破壊される病気です。
痛みもあらわれて関節の機能が低下します。
強い痛みがあって関節機能が低下すると、生活に大きな支障があらわれます。
具体的にどんな支障があらわれるかをみてみましょう。
破壊されて機能が低下すると、生活に支障が出やすい関節は以下になります。
・肩関節
・肘関節
・手関節・指関節
・膝関節・股関節
・足関節・足趾
・脊椎
それぞれ順番に説明していきます。
肩関節
関節破壊が進むと夜間痛が強くなり、睡眠障害を生じることがあります。
可動域制限によって洗髪動作、衣服の着脱、お尻を拭くなどの日常生活動作に支障が出ます。
さらに症状が進行して、肩関節の周囲の筋肉・腱(特に腱板と呼ばれる筋肉・腱)が断裂してしまうと、たとえ人工関節置換術をおこなっても可動域の改善は困難になります。
肘関節
肘の可動域制限(特に屈曲制限)が大きくなると洗顔、食事動作などの日常生活動作に支障が出ます。
肘関節の内側にある尺骨神経が圧迫されて、小指・薬指のしびれ感や、握力の低下が起こることがあります。
尺骨神経麻痺が進み、筋肉が萎縮してしまうと、手術をおこなっても元に戻らないこともあります。
しびれが生じた場合には注意が必要です。
手関節・指関節
リウマチと言えば手指の変形とイメージされるほど、多くの人が手関節あるいは手指からリウマチを発症します。
そのため手関節・手指の破壊や変形に慣れてしまい、それなりに工夫をして使っている方も少なくありません。
それでも手を使う生活動作全般に支障は出てしまいます。
変形が進むと見た目にも機能面にも問題がでてきます。
膝関節・股関節
関節破壊が進行すると、痛みと可動域制限が出現します。
薬物療法でコントロールできない場合は人工関節にする選択もあります。
膝や股関節が障害されると立ち上がったり、しゃがんだり、歩くなど移動に関係する動作がおこないにくくなります。
股関節の人工関節は内に捻る動作をすると外れてしまう危険性があり注意が必要です。
足関節・足趾
足趾とは足の指のことです。
足趾関節炎による外反母趾や第2~4足趾の脱臼、内反小趾を伴う扁平三角足などが多くなります。
そのほかに中足部関節の破壊による偏平足があります。
痛みが強くなって歩行障害がでると、手術が必要になる場合があります。
足部は体の土台になるところであり、立位保持や歩行に大きな影響が出ます。
脊椎
脊椎とは背骨のことです。
病変が多い部分は頚椎(首の骨)ですが、胸椎や腰椎にも発生します。
初期には首の痛み、後頭部の痛み、頚椎の可動域制限などの症状がみられます。
病気の進行に伴って嚥下障害(食べ物などの飲み込み)、構語障害(言葉を発しにくくなる)、呼吸障害がみられます。
また歩行障害、四肢の脱力・知覚障害、さらにめまいや失神発作などの症状があらわれることがあります。
背骨、特に首が障害されると場合によっては命にかかわることもあるということです。
このように関節によって生活で困ることは様々です。
場合によっては取り返しのつかない事態になることもあります。
いかがでしょうか。
リウマチが早期発見・早期治療が必要な理由がわかっていただけたでしょうか。
早期発見・早期治療が必要であると理解したあなたは、まずあなたの体の状態がどんな状態かを正確に知ることが必要になります。
- 症状がなくても検査結果は陽性
- 症状がなくて、検査結果も陰性
- 症状はあるけど検査結果は陰性
- 症状もあって、検査結果も陽性
など人によって置かれている状況は様々です。
状況が違うということは、するべきことも違ってくるというわけです。
あなたの状況はどんな状況でしょうか?
しっかりとお医者さんと相談して、必要なことをやっていってくださいね。
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