国やマスコミは医者が不足しているとか国の医療費負担が逼迫しているとかいうが問題点はそこではない | 野村八坂のブログ

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ドクターショッピングが頻繁に起こるのは、患者が悪いのではなく、医者と国の施策が悪いのである。国やマスコミ報道はこんな簡単な真実がなぜ理解できないのか。

 

日本の医者不足が叫ばれているが、医者など全然不足していない。世の中、医者が多すぎると思う。決定的・絶望的に不足しているのは実力のある、儲け主義ではない、患者の立場で考えられる、頼りになる医者である。患者のほとんどは普通に医院にかかっても頼れる医者にまず当たることがないので、ドクターショッピングのように見える行動にならざるを得ないのである。無駄な医者をいくら大量生産しても、ますます医者不足、医療費問題を悪化させるだけである。医療政策を打ち出している人々は健康で医者に行く必要のない人たちとしか考えられない、患者の切実な苦しさ、悩みが全く理解できていないとしか思えないのである。医療政策で打ち出されてきた対策は、ほとんど医療費の高騰を招く要因を作り出している。医療費を抑えるため施策が全く逆の効果を生んでいる。

町医者と大病院の受診を患者側が自由に決定できないように高額な特定療養費の設定および紹介状の半強制で切り離したこと。

同じ病気で薬だけもらえばよい状況の患者にも、医療機関を受診しなければ薬だけ欲しくても貰えないシステムにしてしまったこと。庶民を馬鹿にするにも程がある。患者は切実で必死である。2週間か一カ月ごとに医者の再診を受け、不必要な再診料、投薬料、簡単な検査なのに名目をつけて高額な検査費用、薬局での調剤費、管理名目費(何も管理してくれてない)、数十年同じ薬なのに薬剤説明書(簡単すぎて役に立たないどころかゴミにもならない内容で副作用など詳しい説明は皆無)。

患者側からは頼れる信用できるよい医者かどうかの情報が全くない。受診して顔を見て話してみるまで、全く分からないのである。現状の医院や病院は診察室に入って医者と話してみて「こりゃダメ医者だな」とすぐわかりますが、ここで受診も支払いも辞めますということができないシステムである。そもそもこれができるようになっていれば、患者は不毛なドクターショッピングをしなくて済むわけである。これだけでも解決されれば医療費の無駄使いが大幅に減るので、患者側はもちろん国の懐も大助かりのはずである。お店に入って品物や陳列を見て気に入らなければ買わずに帰る。これが医療の世界でも可能にしていく施策こそがまず求められる。

 

 

まだ訂正追加ありの推敲中

---今後の記事予定------------------------------------------------------------------------------

日本の医療政策は、昭和初期までの家制度の時代から全く意識が変わっていない。

平成の終わりに至って、ここまで家制度から核家族化を経て、過度に都市集中型の人口分布になり、人々も一定の場所に親子代々住み続ける時代は当の昔に終わった。時代が急速に変化しているのに、国は全く変わらないどころか、家制度が色濃くあった時代に逆行した施策を行っている。かかりつけ医、かかりつけ薬局などの概念はその時代にこそあってもおかしくない制度だが、現在においては全くトンチンカンと言わざる得ない医療問題のすり替えである。

 

医療費制度の破綻

かかりつけ医

かかりつけ薬局

調剤費

再診料

大きな病院の特定療養費

 

44歳ころから71歳の現在まで降圧薬を飲み続けている。

 

ドクターショッピングの必然性