こんにちは
控えめな形成外科専門医
いなとみです🌾
先日形成外科学会総会に行って参りました
形成外科の先生たちが集まる
年に１回の大きな学会です
そもそも学会とは
どんなことするかご存知ですか？？
SNSで症例の写真や動画を
常に発信している美容外科とは異なり、
形成外科を含め、
普通の病院の診療科では、
他の施設で
どんな手術をやってて
どんな結果になっているのか、
あまり知る機会がないんです。
(その点、SNSなどで綺麗な症例を判断できて
気になるドクターの見学まで行けちゃう
美容外科って素晴らしいですね
)
なので、このような学会で
みんなで
より良い医療を目指すために
良い方法や、工夫、
トラブルに対する対応などを
共有するとともに、
聞いている他のドクター達が
本当に良さそうか、真似できそうか、
実は見落としている点がないか
などの判断を行っているんですね。
そして、その中でも
本当に意義のあるものは
広まっていくんですね。
(全てが良いものってわけではないんですね
)
今回の学会でも
美容を含めて、色んな発表を聞きつつ、
とても勉強になりました
ちなみに、
中でも、印象に残ったのが、
美容とは関係のない分野でしたが
縫合のやり方を変えた新しい方法が、
以前の縫合の方法より治療成績がいいです
（合併症が起きるリスクが減りました）
という内容の発表でした。
そんな方法があるのか〜
と見ていたら、
他の先生から、
そもそもの以前のやり方の成績が悪すぎる
と
指摘されていました。
以前の方法の成績もしっかり出して
新しい方法と比較することは
とても論理的で根拠が示されている
素晴らしい内容だったのですが、
それ故に新たな改善点が見つかった
とても勉強になる発表でした。
新しい方法を考えるのも大事ですが
今の方法のクオリティを確かめるのも大事だな
と、自戒も込めて拝聴させていただきました
確かに
普通のことを
普通にやるのが難しい
って場合も多いですよね。
手術に限らず
例えば、
ハサミで紙を綺麗に丸く切ってください
って言われても
上手くできないことありますよね
手術でも実際に
ちょっと上手くできないところは
誤魔化したり
簡略化したりなどが
行われている場合もあるようです。
（よくないですね。）
美容医療でも、
新しい方法や工夫は
注目されがちですが、
従来のやり方が適切にできていれば
しっかりと安定した結果を出せるので
実は、
必要のない工夫（むしろ長期的な結果が分からない）
ってことも
少なくないかもしれません。
"普通と違う"
に惹かれるのも分かりますが、
しっかりと色んな意見を
確認することが大事です
って感じで、学会では
知識向上はもちろん、
以前お世話になった先生方や
SNSで拝見していた先生方にも
お会いできてとても有意義でした
今回は
聞く専門で学会に参加してきましたが
いなとみも過去には形成外科医として
学会、論文発表はたくさん行っております。
ご興味のある方はぜひ、検索してみてください
（pubmed というサイトで、ドクター名(ローマ字)で検索すると
これまでに、どんな論文を書いてるか知ることができますよ）
ちなみに、
いなとみ🌾の裏ハムラは
多くの論文を元に
長年行われている
概ね、多くのドクターが
"普通”と感じるもの
（結膜側から靭帯を処理して
脂肪を取らずに移動・固定するetc）
を疎かにせず
より効果的な剥離、縫合の位置、
組織への愛護的な処理などに
一層こだわって、
一つ一つを
丁寧、正確に確認しながら行うので
しっかり結果が出せているのだと思います
ってことで、
本日のこだわり症例をご紹介
30代の女性です
目の下に大きめの膨らみがありますね。
うっすらですが、
割と外側まで凹みのラインが見えています。
膨らみの幅も大きめ。
骨までの距離が少し遠いので
深くまで剥離が必要な、少し難しいパターンです。
頬の脂肪はもともと少なめなので、
移動させた脂肪だけでは膨らみは埋めきれない可能性があります。
そのため、下がっている頬の脂肪を
糸リフトで持ち上げることで、
凹凸の軽減、目元のバランス改善を図ります。
裏ハムラ
+
糸リフト（片側3本）
1ヶ月後
涙袋がくっきりと出て
大きな膨らみはなくなりました！
頬が滑らかになり、
明るい印象になりましたね
術前
1ヶ月
横から見ても
大きな膨らみと凹みが改善し
綺麗な頬のオージーカーブが
形成されています。
ただ凹凸をなくすだけではなく
・出来るだけ滑らかに
・涙袋を強調しつつ
・頬のバランスまで整える
これが、いなとみ🌾のこだわりです
目の下のたるみ、膨らみが気になる方は
是非お気軽にご相談してくださいね！
こんなこと聞いて大丈夫？と思うようなことも、大体、他の皆様も気になっていることです
気になることは、遠慮せずに、直接なんでも聞いてください！
（2023年下半期・SBC東京都内症例数）
裏ハムラ法症例数No.1のいなとみが
丁寧にご説明させていただきます🌾
本日も最後まで
ご覧いただきありがとうございました！
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