こんにちは、

控えめな形成外科専門医

いなとみです🌾

 

なんと、本日で

 

このブログを始めて

ちょうど1年になりましたポーン

 

少しでも美容医療に対して

理解を深めていただき

悲しい思いをする人が減って欲しい

と言う思いを込めて始めて、

 

多くの方に見ていただけているようで

本当に嬉しいです泣き笑い

ありがとうございます。

 

今後も頑張りますので

是非、フォロー&いいね

お願いいたします気づき

 

 

 

と言うことで、

今回は、節目と言うこともあり、

クマ治療についてのまとめ

作りました。

 

クマ治療について検討している方が

いつでも振り返って確認できるように

最低限必要な知識をまとめています。

 

 

この順にまとめているので

気になるとこだけでも

参考にしてみてください!

 

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▶︎クマとは

▶︎黒クマ

▶︎クマの治療

▶︎脱脂とは

▶︎裏ハムラ法とは

 ▷ダウンタイム

 ▷他の方法との比較

 ▷リスク

 ▷その他注意事項

 ▷併用オススメ

 ▷いなとみのこだわり

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▶︎クマとは

目の周りの暗い感じをまとめてクマと呼びます。

そのため、実際には原因によって

・青クマ(皮膚の薄さが原因)

・茶クマ(色素沈着が原因)

・黒くま(脂肪の凹凸が原因)

に分類されています。

 

その中でも、黒クマは手術によって改善できるので

一般的にクマ治療と言うと、

この黒クマを対象にしていることが多いです。

 

▶︎黒クマ

では、この黒クマはなぜできるのか。

眼球は眼窩と呼ばれる骨の窪みに収まっています。

その中で、眼球がスムーズに動けるように

クッションの役割として、眼窩脂肪に包まれています。

 

この眼窩脂肪は上から下まで繋がっているのですが、

加齢とともに、徐々に下に下がってきます。

皮膚を伸ばしながら、前の方に突出してきて、

目袋、目の下のたるみを形成していきます。

 

また、頬の脂肪も下に下がるので、

目袋の下には凹みが生じて、

 

この膨らみと凹みのギャップ

影が生じるのが黒クマの正体です。

 

▶︎クマの治療

クマの治療の根本は、

膨らみと凹みを改善して、

滑らかな頬にすること

です。

 

実際の方法としては、

膨らみとなる脂肪を切除する脱脂

脂肪は取らずに凹みに移動させる裏ハムラ法

が、皮膚を切らずに行える治療として人気です。

 

皮膚のたるみも強い場合は、

皮膚も同時に切除する切開ハムラなどの方法もあります。

 

▶︎脱脂とは

脱脂とは、

目の下の切らないたるみ取り

などとも呼ばれていますが、

膨らみの原因となる脂肪を一部切り取る方法です。

 

手軽にできるのがメリットですが、

膨らみの治療なので、

凹みが残ってしまい、

全体的な暗さ、窪み感が残ってしまうケースが多いです。

 

 

そのため、脱脂のみで行うことは少なく、

凹みの治療として、

ほとんどの症例で、

脂肪注入を同時に行うことが

推奨されます。

 

この脂肪注入の脂肪は、

太ももから採取する必要があります。

 

脂肪注入をした場合、

1ヶ月ほどは脂肪がふっくらしていい感じなのですが

3-6ヶ月かけて減っていきます。

(1ヶ月目の症例写真しかない場合は注意。)

 

脂肪注入ならある程度残るので良いですが、

ヒアルロン酸は必ず溶けるので、

その後も入れ続ける必要性が

出てくるので避けた方が良いと思います。

 

眼窩脂肪は歳とともに増えるわけではないので

取られた脂肪は戻ってきません。

場合によっては、上瞼まで窪むリスクもあります。

 

最近は、SNS映えのために、より過剰に取られていることも

あるようなので、脱脂しかしないクリニックには要注意です⚠️

 

 

▶︎裏ハムラ法とは

裏ハムラ法は、

膨らみの原因となる脂肪を、

凹みに移動させることで

クマを改善させる治療です。

脱脂同様、目の内側から行う手術なので、

表面に傷はできません。

 

脂肪注入をせずに

目元の治療だけで

凹みの治療もできるのがメリットです。

 

さらに、

クマの原因として、

脂肪が下がって、前方に飛び出してくると

お伝えしましたが、

 

眼窩脂肪が頬の方に落ちていかないのは

赤い丸で囲っている靭帯

壁として存在しているからです。

 

この靭帯のせいで、目元に食い込みを生じて

クマを作りやすい構造になってしまっています。

 

裏ハムラ法では、

この靭帯を剥離して、

その下を通して眼窩脂肪を固定するので

 

クマを作る原因となる靭帯が

再度癒着してしまう可能性を

限りなく低くすることができます。

 

この、

再発しにくい構造を作る

ことができるのも

裏ハムラ法のメリットですね。

 

 

裏ハムラ法について

さらに詳しく見ていきましょう。

 

▷ダウンタイム

腫れ、内出血は2-3日ピークで7~10日で落ち着く方がほとんどです。

翌日から事務仕事など動きの少ない業務なら可能です。

コンタクトが1週間できないので注意が必要です。

数日間、目ヤニや、血の混じった涙が出ることがあります。

↑少し強めに内出血が出た方の症例です。

 

 

▷他の方法との比較

- 脱脂と比べて裏ハムラは

 脂肪を切除しないので、目が窪むリスクが低くなります。

 脂肪注入が必要ないので、コストが抑えられます。

 

- 切開ハムラと比べて裏ハムラは

 皮膚を切らないので、表面に傷ができません。

 眼輪筋を切らないので涙袋が消えるリスクは低いです。

 (皮膚のたるみが気になった場合は、後日皮膚のみ切ることも可能です)

 

▷リスク

起きやすい

・しこり

 移動させた脂肪が馴染むまで、

 触ると固くしこりのように感じることがあります。

 1-3ヶ月ほどで柔らかくなってくることがほとんどです。

 

・知覚障害

 骨の上を広く剥がすので、頬の感覚が鈍くなることがあります。

 3-6ヶ月ほどで気にならなくなることが多いです。

 

まれ

・外反、内反

 瞼の手術なので、あっかんべーの状態や、逆さ睫毛などを生じるリスクがあります。

 6ヶ月ほどで傷が落ち着くので、その頃まで残っているようなら修正が必要になります。

 

・血腫

 術後に出血が生じてしまう可能性はあります。

 特に術後2-3日以内に生じることがほとんどです。

 片側だけ腫れが強い、急に腫れてきたなどの症状があれば、

 速やかにご連絡をお願いします。

 血腫を除去、止血を行うことが望ましいです。

 

・複視

 眼窩脂肪の近くに、目を動かす筋肉があります。

 そのため、脂肪を移動させることに伴って、

 引っ張られたり、腫れの影響で圧迫されると

 目の動きに不自由が生じて、物がダブって見えたり、

 目を動かしづらく感じることがあります。

 明らかな筋肉の損傷がなければ、3ヶ月以内に落ち着くことがほとんどです。

 

 

▷その他注意事項

・皮膚のたるみ、シワ

 皮膚を切る施術ではないため、皮膚のたるみが残ることはあります。

 ただ、膨らみが改善することで、印象はかなり良くなります。

 もし、たるみが気になるようなら、後日皮膚のみ切除することも可能です。

少し皮膚のたるみが残っていますが、

気にならない程度です。

 

・涙袋

 直接涙袋を作る手術ではありませんが、膨らみがなくなると、

 涙袋が目立ちやすくなることが多いです。

 もともと涙袋の無い方でも、

 術後にヒアルロン酸で綺麗に作ることが可能になります。

 

・左右差

 膨らみの大きさには、ほとんどの場合、左右差があります。

 これは、骨の形や脂肪の大きさ、筋肉の走行、皮膚のたるみなどの影響なので

 手術によって全く左右差がなくなるわけではありません。

 その場に応じて最適な処置を行うので、自然な左右差は残ります。

 

・再発

 裏ハムラ法では、靭帯の剥離や、脂肪を包む膜などを処理するので、

 脱脂より再発はしにくいと考えられていますが

 再度、クマが出てくる可能性はあります。

 

 もし、固定した脂肪が外れたなどの原因で再発してしまっている場合は、

 再度固定をすることで改善できる場合もあります。

 

 また、加齢に伴い、皮膚のたるみや、筋肉の緩み、

 脂肪の下垂などが原因で生じる場合もあります。

 気になる場合は、ご相談いただければ、

 その状態に合わせて、必要な方法をご提案いたします。

 

 一度裏ハムラをやったら二度とできない

 と言う意見もありますが、これは、状況に応じては可能だと思います。

 諦めずにご相談ください。

 

 

▷併用オススメ

・糸リフト

 裏ハムラ法では、広く剥離を行うので、組織が動かしやすくなっています。

 その状態で、糸リフトを行うと、よりリフトアップしやすくなるので併用がオススメです。

 また、糸リフトで頬の脂肪が持ち上がると、中顔面の凹みが改善するだけでなく、

 移動させた眼窩脂肪との一体感を作りやすくなるので、

 全体的に綺麗なオージーカーブ(頬の滑らかさ)を形成し、

 若返りを実感しやすくなるというメリットもあります。

 

・眉下リフト

 裏ハムラ法で目の下のたるみが改善すると、

 目の上のたるみも気になったと言う方は多いです。

 目周りがかなりスッキリ見えるので、

 バランスの良い若返りが可能になります。

目の下のたるみが改善しただけでなく、

目と眉の距離がグッと近づき、かなりスッキリした印象になりました。

 

 

▷いなとみのこだわり

 私は、クマ治療、特に裏ハムラ法にこだわりを持って行っています。

 もちろん、大前提として、必要な施術を提供することが大事なのですが、

 裏ハムラ法は、幅広い方に適応できると考えております。

 

 靭帯を剥離し、脂肪を移動させることが、最低限の裏ハムラ法ですが、

 私は、広めに剥離を行い、頬の脂肪を動きやすくして持ち上げつつ、

 眼窩脂肪との繋がりが、滑らかになるように心がけております。

 それによって、涙袋のしたで一度凹み、そこから頬のピークにかけて

 滑らかに膨らむ、綺麗なオージーカーブを目指すことができます。

 

 また、形成外科時代に培った、剥離、止血技術を駆使して、

 限りなく少ない出血に抑え、ダウンタイムを短くする工夫を行っています。

 

 いわゆる隔膜タイトニングなどの、脂肪を包んでいる膜も

 ピンと張って脂肪が飛び出さないように固定したり、

 隔膜が眼輪筋の下に固定された状態を作る工夫をしたりと、

 再発のしにくさにもこだわって施術を行っています。

 

 自分にしかできない手技などないとは思いますが、

 細かな手技の組み合わせ、どこまでこだわって処理を行うかなどで

 自分独自のクオリティを作り出すことが可能になります。

 

 クマ治療を通じて、自信を持てるようになるなど

 気持ちの変化をもたらせるよう、

 術前後も徹底的にサポートを行う姿勢を含めて

 いなとみ式のクマ治療と考えております。

 

 

 

クマ治療は奥が深いです。

 

ポジショントークや、詐欺症例など

SNSでも色んな情報が飛び交っていて

何を信じればいいか分からない。

 

そんな方のために、

少しでも役に立てる情報を

発信し続けて参りますので

是非、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

こんなこと聞いて大丈夫?と思うようなことも、大体皆様が気になっていることです😉

気になることは、遠慮せずに、直接なんでも聞いてください!

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