こんにちは

控えめな形成外科専門医

いなとみです🌾

 

先日のブログで、

頬の膨らみ

が、クマ治療でも大事

ということについて触れました。

 

涙袋の下で一回、凹んで

頬にかけて滑らかにふくらむ

Ogee curveですね。

 

復習にはなりますが、

 

加齢とともに、頬の脂肪が下がって

ほうれい線が深くなっていくのですが、

 

その際に、

目の下の凹みが生じて

クマっぽく見えてしまうんですね。

 

凹みを改善するために

一番手軽なのは、

 

脂肪注入でボリュームを足すこと

 

ですが、

どれだけ残るか、

吸収される量が読めない。。。不安

 

 

裏ハムラ法で

膨らみの原因となる脂肪を

凹みに移動させることも有効ですが、

 

脂肪のボリュームが

少し物足りない

なんて場合もあります。

 

その際、

脂肪注入をせずに

改善する方法として

 

下がってしまった

頬の脂肪を持ち上げる方法

があります。

 

 

ミッドフェイスリフトという

この"脂肪の持ち上げ"ですが、

 

よく

SOOF吊り上げなどとも言われるくらい、

SOOFという脂肪を用いることが多いです。

 

 

でも、

いなとみ🌾は、

 

 

 

この論文をもとに、

 

裏ハムラの施術を行う際には

deep nasolabial fatと呼ばれる

頬の脂肪を持ち上げる処置を

併用しています。

 

 

簡単にこの方法についてまとめると、

SOOFと呼ばれる

顔の外側にある脂肪(下図の青いところ)は、

繊維質で動かしにくく、方向的にも凹みを埋めづらい。

deep nasolabial fatと呼ばれる、

ほうれい線のすぐ上にある頬の脂肪(下図の黄色いところ)

脂肪を真上に引き上げる

凹みの改善につながりやすい

っていう感じです。

 

ちょっと図示してみます。

黒いところが凹み。

青いところがSOOF、

黄色いところがdeep nasolabial fat、

オレンジが眼窩脂肪です。

 

SOOFは繊維質で動かしにくいので

柔らかいdeep nasolabial fatを真上に動かした方が、

凹みの部分にアプローチしやすいんですね。

 

 

目の下の脂肪(眼窩脂肪)は下の方へ

頬の脂肪(deep nasolabial fat)は真上の方へ移動させます。

 

その結果、

目の下の脂肪と、頬の脂肪が近づいて

綺麗な膨らみを形成します。

こんな感じで、脂肪注入はしていないのに

頬の膨らみ、頬のピークの位置にも

変化が出てきます。

 

実際の症例 (裏ハムラ法+脂肪引き上げ)

術前

1ヶ月

ボリュームを足すわけでは無いので、

劇的な変化ではありませんが、

頬の脂肪も吊り上げておくことで、

一体感が出やすい、

ogee curveを作りやすい、

たるみ予防

などのメリットがあります。

 

術後の方が、

目のくまの改善はもちろん、

頬のハリも出て

いい感じですねグッ

 

物足りなければ、

後日脂肪注入が良いと思いますが、

これだけでも

かなり自然な若返り効果が期待できますお願い

 

↓実際に固定する前の脂肪を動かしている様子

赤い丸っぽい印が、術前の凹みです。

糸を引っ張ると、赤いところが膨らんでいます。

 

 

 

最後に、

これ、簡単に引き上がっているように見えますが、

適切にしっかりと剥離して、

適切な固定方法をしなければ意味がありません。

 

いなとみ🌾は、

論文でしっかりと理論を

勉強をした上で、

実際に工夫を重ねて、

自分なりのやり方で

安定した結果を出していますOK

形成外科での経験がかなり活かされています。

 

 

これからも

より良い結果を求めて、

常に一人一人に合った

ベストな方法で

皆様のクマを改善して参ります

 

 

 

クマ治療をご検討の方は

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それではまた次回の有益な情報を、

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