こんにちは
控えめな形成外科専門医
いなとみ🌾です
先日、スタッフに
改めてクマ治療について
勉強会をさせていただきました
そこで一番基本として
大事だなーと思ったのが
・なぜクマはできるのか
・クマ治療にはどんな種類があるのか
です！
なので今回は、
このクマ治療の基本について
お伝えしたいと思いますが、
それくらい
知ってるよっていう
クマ玄人の方々は、
下の方の症例だけでも
ご覧いただければ幸いです
では、まず、
クマがなぜできるのか。
加齢とともに、
・目を包んでる脂肪が出てくる
・頬の脂肪が下に下がる
ことで
目の下に膨らみ（赤矢印）と
凹み（青矢印）ができます。
この、膨らみと凹みのギャップによって
膨らみの下に影ができます。
この影が、黒クマ（影クマ）ですね。
実際の症例を見てみましょう。40代女性です。
目の下に膨らみ、影がありますが、
詳しく分析すると・・・
黄色いところが、
眼窩脂肪の膨らみ、
黒いところが、
頬の脂肪が下に
下がったことで生じた
凹みですね。
頬の脂肪が下がったことで、頬のピークも
×のところまで下がっています。
また、緑の点線は、靭帯がくっついているところなので、
グッと食い込んだ感じになっていますね。
なんとなくクマの構造見えてきましたか？
では、このクマ、どうやって治せば良いのでしょう？
凹凸が原因でクマができているので、
この凹凸を改善してあげれば良いんですね
主に膨らみにアプローチする方法として
大きく4種類。
皮膚を切るor切らない、
脂肪を取るor取らない
の組み合わせで決まります。
特徴としては・・・
＜皮膚を切らない＞
切らないってのは、皮膚を切らないって意味で
目の内側を切って施術を行います。
＜皮膚を切る＞
皮膚のたるみも改善できるのがメリットです。
ただ、表面に傷痕ができるのが、ちょっと抵抗あるって
方が多いですね（いずれは目立ちにくくはなるけど）。
＜脂肪を取る＞
膨らみがあるから取っちゃえ！って言うのは
最もシンプルな考えで良いと思いますが、
その下の凹みと合わさって、余計暗く見えちゃうことも。
その場合、脂肪注入などのボリュームを足す施術が
必要になります。
＜脂肪を取らない＞
取らずに、凹みに移動させるんです。
別の場所から脂肪を採取する必要がなく、
目元だけで、膨らみを凹みを
一気に改善できちゃいます。
それぞれを組み合わせた施術名がこちら。
・皮膚を切る、脂肪を取る
→アイバックリムーブ
・皮膚を切らない、脂肪を取る
→目の下の切らないクマ・たるみ取り
・皮膚を切る、脂肪を取らない
→切開ハムラ
・皮膚を切らない、脂肪を取らない
→裏ハムラ
ってことで、
クマの原因と、クマ治療の種類でした。
point
・膨らみと凹みによる影がクマの原因。
・その膨らみと凹みを改善するのがクマ治療。
・脂肪を取ると、凹みに対して脂肪注入が必要。
・脂肪を取らずに移動させれば、凹みも改善。
ここまで読んでいただいた方は、なんとなく思いませんでした？
え？傷もなくて、脂肪注入もいらんのなら、
皮膚も切らずに、
脂肪も取らないやり方が良くね？
って。
そう、それが、裏ハムラ。
もし裏ハムラに
デメリットがあるとしたら、
・皮膚のあまりが強い人では、皮膚のたるみが残る
・ちょっと難しいからちゃんと出来ないDrもいる
ってことです。
では、先程の方、裏ハムラで治療した経過をみてみましょう
術前、こんな感じでした。
1ヶ月後です。綺麗に凹凸が改善しています
頬のピークの位置が上がるよう少し工夫も加えました
ピークが上がると、若々しさupですよね！
手術中は痛みを感じず、ほぼ寝ている間に終わり、
術後は自分自身の綺麗になった実感だけでなく、
周りの人からも変わったね、綺麗になったねと言われて大満足
とのコメントをいただけました。
施術を受けていただきありがとうございました
と言うことで、今回は
クマができる原因と、
クマ治療の方法について
お伝えいたしました。
膨らみと凹みを同時に改善できる
裏ハムラ法が
いなとみ🌾イチオシですが、
状態に合わせて適切な治療をご提案いたしますので
安心してご相談くださいね
クマ治療を検討している方の
参考にしていただければ幸いです。
今後も誠実に美容医療に取り組み
情報発信を続けてまいります。
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