こんにちは inasshy です。
がんと宣告されて約3年、
胃などの切除術をうけて、後遺症に
悩まされてきました。
今までどんなに頑丈であっても、
臓器を失うと、生きている限り
後遺症から逃れられません。
「元の臓器があったら、こんな不便な
生活にはならなかったのに」 と言っても
後の祭りです。
失った臓器が多いほど、影響は大きくなります。
突然食べた物を戻してしまうとか、
激しい冷え性、こむら返り、腹痛などなど
不調はいっぱいあります。
そしてTVでは、芸能人ががんの再発で亡くなる
なんてニュースがしょっちゅう流されてきます。
あの人はがんの治療をしてから、どうやって
回復に取り組んでいたのだろう。
ある程度のことはやったかもしれないけれど、
仕事が先になって、十分な知識なしで
生きてきたに違いないと推測してしまいます。
「がんと闘って元の仕事に復帰する」なんて
口で言っていても、がんはそんな強がりだけでは
太刀打ちできません。
臓器を失った後遺症に対しては、
病院でもらった資料を見て
何とかやっていけます。
でもがんのもっとも怖いのは
転移・再発です。
臓器を失うほどがんが進行していれば、
回りの臓器にがん細胞が転移している
可能性があります。
何年もたって、それが増殖すれば、
やがてがんと宣告されることになります。
そういう転移・再発を抑えるのは
自分の免疫です。
免疫とはリンパ球の中のNK細胞がもっとも
強力な戦士です。
NK細胞を増やしたり、活性化させるには
① 十分な睡眠
② リラックス
③ 適度な運動
④ 笑い
⑤ たん白質
⑥ ビタミンC
⑦ フコイダンやβグルカン
です。
①から④は普通の生活でできます。
⑤から⑦は栄養素に関することです。
ただたん白質やビタミン、フコイダンなどの
栄養素を十分にとると、本当に
効果が出るんでしょうか。
ということで、この効果を示すものを
ご紹介します。
これは胃がんの2期と3期の人の生存率で、
国際的に権威あるランセットという
論文にとり上げられたものです。
標準治療群は手術、放射線、抗がん剤といった
保険の効く治療を行ったグループです。
免疫療法群は標準治療の後、免疫療法を行った
グループです。
栄養療法群は標準治療の後、栄養療法を行った
グループです。
こうして比較すると、栄養療法群の生存率が
非常に高いことがわかります。
栄養療法群は転移・再発が少ないということを
意味しています。
しかも観察期間が20年になっています。
こんな長い期間観察できるなんて、普通では
考えられませんが。
このグラフを見ると、栄養を摂って
免疫力を上げると、転移・再発がおされられて
長期にわたって普通に生活を続けられる
ことがわかります。
私もその中の一人になるよう
日々の食生活に気を使って
生きています。
そしてこのブログを読まれているあなたも
その一人になれるのではないでしょうか。
ひょっとして100歳まで生きられるなら、
その間やりがいのある仕事をしなくちゃと
励んでいます。
だって年取って年金ぐらしというのは
何か寂しいですからね。