過去20年の凱旋門賞における出走頭数と枠順別の成績を一覧表にしてみました。
2016年と2017年はシャンティ競馬場で行われていますが、大雑把ですがワンターンの2400m右回りコースと言うことで一緒くたにしてます。

出走頭数が一桁になったのは、ディープインパクトが出走し3位入線失格となった2006年の一回のみ。
それ以外は10頭以上、7割以上が15頭以上の多頭数となっています。
欧州の中長距離G1競走において、これだけの多頭数になるのは凱旋門賞以外では、各国のダービーぐらいです。
このため、同コースで行われるパリ大賞(芝2400m、仏G1)あたりの枠順データはあまり意味がありません。
(※2008年が3着同着の為、3着と4着の回数に差があります)
上の表が枠番順別の成績一覧表です。
一目瞭然ですが、内枠が圧倒的に有利です。
内から5頭ずつの区分に分けてみるとさらに明確に差が出ます。
勝馬の数で見ると大差が無いように思えますが、連対率、3着内率にするとハッキリ分かりますね。
馬の力で迷ったら迷わず内枠の馬を重視した方が良いです。
外枠の14番枠、15番枠で勝利している馬は、
2015年 Golden Horn(牡3、3番人気) 2015年欧州年度代表馬
2013年 Treve (牝3、2番人気) 2013年欧州年度代表馬
2003年 Dalakhani(牡3、2番人気) 2003年欧州年度代表馬
2001年 Sakhee(牡4、1番人気) 前走インターナショナルS(英G1)7馬身差圧勝
上記の4頭で上位人気かつ前走を楽勝していることが共通点です。
内枠有利は凱旋門賞当日に仮柵が外され内に10mほどのグリーンベルトが出来ることが大きな要因ですが、やはり大きなコーナーの外々を回らされるのは距離損なのも当然あるでしょう。
さらに、今年からは最後の直線残り約450mの地点にオープンストレッチと呼ばれる仮柵の設置方法(内ラチが凹んで数mの間隔ができる)になったため、最内を突いても前が詰まりにくくなっています。
今年のヴェルメイユ賞(芝2400m、仏G1)では最内をぴったり回っていたMagic Wandが、このオープンストレッチを利用し最短コースを通りクビ差2着に粘りました。
(10月2日にフランス・ギャロが、凱旋門賞開催日にはオープンストレッチを使わないと発表がありました。内側の馬場が悪く仮柵を設けるとのことで、グリーンベルトもありません)
今年の凱旋門賞は現在登録が93頭と少なめで、早々に別路線に行った馬も多いのでフルゲートにはならないと思います。
追加登録の可能性があるのは、長期前売り2番人気のSea of Classと6番人気のCrystal Oceanぐらいでしょう。
クールモアグループとゴドルフィンは複数頭を出走させある程度のチーム戦を取ってくるので、これらの馬がどの枠に入ってくるかも重要です。
日本から遠征しているクリンチャーに関しては、正直枠はドコでも良いかと・・・
溜めて逃げても前走のようになるだけなので、一発あるなら大逃げの手しかないと思います。
懸念材料としては、今年ロンシャン競馬場がリニューアルオープンして以来、騎手達から「馬場が悪い」というクレームが非常に多いこと。
凱旋門賞前日の開催で馬場の状態を確認する必要がありそうです。
