2016-10-26_Catch a Glimpse追加
2016-10-27_Pleascach、Time and Motion削除
ブリーダーズカップ・フィリーアンドメアターフ → Wikipedia
今年はヌーヴォレコルトが出走予定、例年以上にメンバーも揃いそうで楽しみになりました。
何と言っても馬券が購入できるようになると、真剣さが全然変わってきますね。
”The Breeders' Cup Challenge”に指定されている12のレースを勝利すると優先出走権が得られます。
2016年 BCフィリー&メアターフ(米G1)
芝10ハロン、3歳以上牝馬、サンタアニタ競馬場(11/5)、賞金総額200万ドル
Lady Eli(レディイーライ)米国産 牝4(2012/2/2生)
戦績:8戦7勝 (Equibase)
主な勝鞍:2016フラワーボウルS(芝10F、米G1)、
2015ベルモントオークス招待S(芝10F、米G1)、
2015ワンダーアゲインS(芝9F、米-L)、2015アパラチアンS(芝8F、米G3)、
2014BCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8F、米G1)、
2014ミスグリオS(芝8.5F、米G3)
血統:父Divine Park、母Sacre Coeur、母父Saint Ballado (5代血統表)
調教師:C.ブラウン(米)、馬主:Sheep Pond Partners
現在前売り1番人気馬、アメリカ調教の4歳馬、通算成績8戦7勝2着1回、G1競走3勝。
”The Breeders' Cup Challenge”対象レース「ヨークシャーオークス」勝馬
2歳時はBCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8ハロン、米G1)など3戦3勝。
昨年3歳時はベルモントオークス招待S(米G1)など3戦3勝、しかしベルモントオークス招待S勝利後、自厩舎に帰る際に釘を踏んで蹄葉炎を発症。
蹄葉炎はNijinsky、テンポイントやトウショウボーイ等多数の名馬の命を奪った難病。近年は対処法が確立されてきたとはいえ難病に違いない。
無敗の6戦6勝で今年4歳を迎えましたが、蹄葉炎を克服し約1年2ヶ月ぶりとなった前々走ボールストン・スパS(芝8.5ハロン、米G2)は、最後の直線先頭に立つもStrike Charmerに差されて初の黒星を喫していました。
叩き2走目となった前走フラワーボウルS(芝10ハロン、米G1)は、しっかりと立て直して快勝。
サンタアニタパーク競馬場の芝コースでは、2歳時にBCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8ハロン、米G1)を快勝しており、問題ありません。
2014年キーンランド・エイプリル・2歳トレーニングセールに上場され、16万ドルで落札されていた。
父Divine Parkは米で9戦6勝、メトロポリタンH(ダート8ハロン、米G1)など重賞3勝。
種牡馬としては本馬の他にこれといった馬は出ていません。
半姉Bizzy Caroline(父Afleet Alex、2008生)はリグレットS(芝9F、米G3)、ミントジュレップH(芝8.5F、米G3)の勝馬。
3代母Khazaeenは、キングカメハメハの4代母でもあり、同じ一族になります。
さかのぼるとBlushing Groomやアグネスデジタルも同じ牝系ですね。
Seventh Heaven(セブンスヘヴン)愛国産 牝3(2013/3/29生)
戦績:8戦4勝 (Racing Post.com)
主な勝鞍:2016愛オークス(芝12F、愛G1)、
2016オークストライアル・フィリーズS(芝11.5F、英-L)
血統:父Galileo、母La Traviata、母父*ヨハネスブルグ (5代血統表)
調教師:A.P.オブライエン(愛)、馬主:クールモアグループ 現在前売り2番人気、アイルランド調教の3歳牝馬。
前走ブリティッシュチャンピオンズ・フィリーズ&メアズS(英G1)5着ですが、この日のアスコット競馬場は前残り馬場で中段から大外を回す競馬では届きませんでした。
前々走ヨークシャーオークス(芝12ハロン、英G1)、3走前アイリッシュオークス(芝12ハロン、愛G1)とG1を連勝しており、特に前々走ヨークシャーオークス(英G1)では僚馬で凱旋門賞(仏G1)勝馬Foundに2・3/4馬身差を付ける快勝。
2着、3着が1回もなく敗れるときは4着以下で、5馬身以上の差を付けられるというムラのある馬。
半兄Crusade(父Mr.Greeley)はミドルパークS(芝6ハロン、愛G1)勝馬。
母La TraviataはヴィクトリーライドS(米G3)勝馬。
ブックメーカーで3番人気になっているAlice Springsは、BCマイル(芝8ハロン、米G1)に回る公算が高いので省略します。
プレエントリー無し
Pleascach(プレースコック)愛国産 牝4(2012/2/6生)
戦績:10戦4勝 (Equibase、Racing Post.com) →
主な勝鞍:2015ヨークシャーオークス(芝12F、英G1)、2015愛1000ギニー(芝8F、愛G1)、
2015ブルーウインドS(芝10F、愛G3)
血統:父Teofilo、母Toirneach、母父サンダーガルチ (5代血統表)
調教師:J.S.ボルジャー(愛)、馬主:ゴドルフィン
現在4番人気は、アイルランド調教の4歳牝馬Pleascach。
前走は凱旋門賞(仏G1)の直前に行われたオペラ賞(芝2000m、仏G1)で、勝馬Speedy Boardingを猛追するも短アタマ差2着に惜敗。
ただ、前々走は昨年9月の愛チャンピオンS(愛G1)4着で、その後に故障し、前走は1年以上休養明けの久々でした。
ひと叩きしての上積みはあるでしょう。
昨年3歳時は、アイリッシュオークス(愛G1)でFoundに1/2馬身差先着し勝利、ヨークシャーオークス(芝12ハロン、英G1)も勝利し、同世代ではトップクラスの力を見せていました。
現オーナーは、ドバイのモハメド殿下率いるゴドルフィンですが、元々は管理するJ.ボルジャー調教師の生産馬で、馬主はその奥様でした。
父のTeofiloも、母のToirneachもJ.ボルジャー調教師が生産し、管理していました。
まさに、ボルジャー印の馬です。
出否が未定なので簡単に。(プレエントリー無し)Time and Motion(タイムアンドモーション)米国産 牝3(2013/2/20生)
戦績:9戦5勝 (Equibase)
主な勝鞍:2016クイーンエリザベス2世チャレンジカップS(米G1)、
2016レイクプラッシードS(芝9F、米G2)、2016ワンダーアゲインS(芝9F、米-L)、
2016メモリーズオブシルバーS(芝米-L)
血統:父Tapit、母Ellie's Moment、母父Kris S (5代血統表)
調教師:J.J.Toner(米)、馬主:Phillips Racing Partnership
アメリカ産のアメリカ調教の3歳馬。
2歳時には2戦未勝利ながらBCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8ハロン、米G1)に出走し5着、その後未勝利戦からリステッドを3連勝。
Catch a Glimpseとは3戦連続の対戦となり、3走前はベルモントオークス招待S(米G1)ではCatch a Glimpseの1/2馬身差2着、前々走レイクプラッシードS(米G2)は4ポンド軽くクビ差先着し1着、前走は同斤量で勝利しました。
半兄Awesome Bet(父Awesome Again、2008生)、デラウェアバルバロS(米-L)勝馬。
半姉エイシンカラット(父Tale of Ekati、2012生)は、JRA現役馬で7戦1勝。
母Ellie's Momentは、レアトリートH(米-L)勝馬で、名種牡馬ブライアンズタイムの半妹という良血馬。
Sea Calisi(シーカリシ)仏国産 牝4(2012/5/16生)
戦績:11戦4勝 (Equibase、Racing Post.com)
主な勝鞍:2016ビヴァリーD.S(芝9.5F、米G1)、2016シープヘッドベイS(芝11F、米G2)、
2015マルレ賞(芝2400m、仏G2)
血統:父Youmzain、母Triclaria、母父Surumu (5代血統表)
調教師:C.C.ブラウン(米)、馬主:Martin S Schwartz
フランス生産アメリカ調教の4歳馬、8月に"The Breeders' Cup Challenge"対象競走のビヴァリーD.S(芝9.5ハロン、米G1)を勝利
デビューは昨年3歳時の4月と遅め、当時はフランス調教馬で7戦2勝2着2回3着1回。
マルレ賞(芝2400m、仏G2)1着、ヨークシャーオークス(芝12ハロン、英G1)はPleascachから1/2馬身差の3着、ヴェルメイユ賞(芝2400m、仏G1)はTreveから6馬身半差の3着とG1戦線でもまずまずの成績。
ブリティッシュチャンピオンズ・フィリーズ&メアズS(英G1)7着を最後に、アメリカに移籍しました。
今年4歳になりシープスヘッドS(芝11ハロン、米G2)を快勝、ニューヨークS(米G2)2着した後、ビヴァリーD.S(米G1)でG1初制覇。
前走フラワーボウルS(米G1)はLady Eliから2馬身差の3着でした。 レーススタイルは後方待機からの追込み、差し届かないケースも多いですが、ペースが速くなれば怖い一頭です。
半姉Tareno(父Saddler's Hall、1998生)は、フェデリコテシオ賞(伊G3)、フィナンツグルペ賞(独G3)勝馬。
半兄Timos(父Sholokhov、2005生)は、仏・独・日で15戦4勝、シャンティ大賞(仏G2)2着、フォワ賞(仏G2)3着、ポルトマドリッド賞(仏-L)1着、テュレンヌ賞(仏-L)1着、2010年ジャパンカップ(G1)で来日し15着。
Catch a Glimpse(キャッチアグリンプス)米国産 牝3(2013/5/13生)
戦績:11戦8勝 (Equibase)
主な勝鞍:2016ベルモントオークス招待S(芝10F、米G1)、 2016ペンマイルS(芝8F、米G3)、
2016エッジウッドS(芝8.5F、米G3)、2016アパラチアンS(芝8F、米G3)、
2016ヒアカムズブライドS(芝8.5F、米G3)、
2015BCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8F、米G1)、2015ナタルマS(芝8F、加G2)
血統:父City Zip、母Halo River、母父Irish River (5代血統表)
調教師:M.E.Casse(米)、馬主:Gary Barber, Michael James Ambler & Windways Farm
アメリカ産、アメリカ調教の3歳馬、"The Breeders' Cup Challenge"のひとつ「ベルモントオークス招待S」の勝馬。
今年の7月までは間違いなく、3歳牝馬芝路線の頂点に立っていた馬でした。
昨年2歳7月のデビュー戦は5着だったものの、カナダに転戦し条件戦、ナタルマS(加G2)と連勝。
北米2歳芝牝馬女王を決めるBCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8ハロン、米G1)に出走し勝利、2着Alice Springs、5着Time and Motion、Harmonizeなどを破っています。
今年3歳になってからも冬場から使われ、重賞5連勝、ベルモントオークス招待S(米G1)でG1・2勝目をあげました。
しかし、8月に入り前述のとおりレイクプラッシードS(米G2)、クイーンエリザベス2世チャレンジカップS(米G1)とTime and Motion相手に連敗、前走は8頭立ての7着のブービーに大敗。
ここに来て一気に勢いを失っています。