つづき


イエスキリストと真理

 このように37は、キリストに深く関連した数字であることがわかる。
 先に「イエス」は888、「キリスト」は1480であることを見た。両方とも37の倍数であるから、これらを合わせた「イエス・キリスト」=2368も、当然37の倍数である。それは37×64に等しい。

イエス・キリスト=2368
         =37×64

 ところで、ギリシャ語の「真理」という言葉のゲマトリアは、64である。

真理 Αληθεια(アレセイア)
1+30+8+9+5+10+1=64

 つまり、真理の数値64に37をかけると、イエス・キリストの数値2368になるのである。

真理×37=イエス・キリスト
 64×37 =  2368

 イエス・キリストはまさに、真理の体現者であられる。
 ところで、真理の64は、4の3乗に等しい(4×4×4=64)
 私たちは、1の3乗は父なる神の数字であり、2の3乗(=8)はイエスの数字であり、3の3乗(=27)は聖霊の数字であることを見た。そして4の3乗(=64)は真理の数字である。すなわち、

父なる神=1の3乗
イ エ ス=2の3乗
聖  霊=3の3乗
真  理=4の3乗

 そしてこれら全部をたすと、

(1の3乗)+(2の3乗)+(3の3乗)+(4の3乗)=100
=10×10

 となって、完全数10の2乗に等しいことがわかる。これは完全性の強調と理解できる。



現わされた真理と隠された真理

 さらに、「真理」の64に関して、もう一つ興味深い事実を見てみよう。
 64は、4の3乗に等しいが、これはつまり、一辺の長さを4とする立方体の体積に等しいということでもある。あるいは、一辺の長さを1とする小さな立方体を64個集め、大きな立方体を作ったと理解してもよい。
 あなたが、この小さな立方体を64個集めて作った大きな立方体を、眺めてみる。そうすると、あなたはどんなにしても、その64個のうち37個しか、一度に目に入らない。
 残りの27個は、常にあなたの視界から隠されている。見えている37個と、隠されている27個とで、合計64となり、これは「真理」のゲマトリアに等しい。
 これは、「真理」というものの持つ側面を、私たちに教えているものと理解していい。すなわち、真理のすべては私たちには見えない。私たちに見えるのは、真理の一部分である。残りの部分は私たちの目から隠されている。


64個の小さな立方体からなる大きな立方体。
この64個のうち、一度に見えるのは37個だけである。

 ここで、「神のかたち」というギリシャ語のゲマトリアを見てみよう。

神のかたち Εικων Θεου(エイコーン セウー)
5+10+20+800+50+9+5+70+400=1369
=37×37 

 これは、37を37個集めたものになっている。
 神は、人を「神のかたち」に似せてお造りになった。またイエス・キリストは、神のかたちの完全な啓示である。「神のかたち」は、完全な神性のうち現わされた部分を象徴している。
 一方、隠された部分についてはどうだろうか。「神の秘密」という言葉のゲマトリアについて調べてみる。

神の秘密 Ο Απορρητοs(ホ アポルレートス)
70+1+80+70+100+100+8+300+70+200=999
=37×27

 これは、37を27個集めたものになっている。
 このように、神性の現わされた部分(神のかたち)は37の37倍、一方、隠された「神の秘密」は27倍である。37と27の合計は64。
 64は「真理」のゲマトリアであり、そのうちの37と27は、それぞれ真理の現わされた部分と、隠された部分とを現わしているのである。
 さらに、「神のかたち」のゲマトリア1369と、「神の秘密」の999をたすと、2368になる。これは先に述べたように、「イエス・キリスト」のゲマトリアに等しい。
 イエス・キリストは、現わされた「神のかたち」と、隠された「神の秘密」の双方を、合わせ持ったお方であられる。彼は「真理」の体現者なるお方だからである。



153と370の不思議

 読者は、
 "各桁の数字を3乗してたす"
 という"立方体化"の作業をしたのを、覚えておられると思う。この作業を「イエス」の888に施すと、

イエス=888
888→(8の3乗)+(8の3乗)+(8の3乗)=1536
 となるが、この1536に、また同じことを繰り返す。すると、6回目には153に帰結する。途中の計算を省略して答えだけ書くと、
888→1536→369→972→1080→513→153

 この153は、先に見たように、この作業を施すと再び153になる数字であるから、以後は何度やっても153のままである。

153→(1の3乗)+(5の3乗)+(3の3乗)=153

 一方、「キリスト」のゲマトリア1480にこの作業を施したら、何になるであろうか。

1480→(1の3乗)+(4の3乗)+(8の3乗)+(0の3乗)=577
 この577にまた同じことを繰り返す。途中の計算を省略して書くと、
1480→577→811→514→190→730→370

 というように、6回目に370になる。37と、0からなる数字である。
 370は、"3乗してたす"という作業を施すと、再び370になる。

370→(3の3乗)+(7の3乗)+(0の3乗)=370

 つまり、以後は何度やっても370のままである。このように、「イエス」のゲマトリア888は153に帰し、一方「キリスト」の1480は370に帰する
 両方とも、同じく6回目にその数になる。6は、前回見たように数学的完全数である。

イエス → 153
キリスト→ 370

 ところで聖書には、7や、70という数字がよく出てくる。これは神のみわざやご計画の期間などに見られるものである。
 7日間の創造の週、7日目ごとの安息日、7年ごとの安息年(レビ25・4)、ダニエル預言の「70週」(ダニ9・24)、バビロン捕囚の70年(紀元前586~516年)前などである。
 ここで、70という数字に"各桁の数値を3乗してたす"という立方体化の作業を施してみよう。

70→(7の3乗)+(0の3乗)=343
 以後、この343に同じ作業を繰り返す。すると6回目には370に達する。
70→343→118→514→190→730→370

 以後は、ずっと370のままである。これは70だけでなく、7で始めても同じである。やはり370に帰結する。
 37、また370という数字は、このように神のみわざ、また神のみわざであるキリストに深く関係している。


六芒星数13とサタン

 つぎに、13という六芒星数について見てみよう。
 13は、ユダヤでは、もともと良い数字である。
 ユダヤ人の男子は、13歳で元服式を行なう。またユダヤ教では、神の属性を13数えている(あわれみ深く、赦しに富み、怒るのに遅く、情け深く、親切であり、厳格で、忍耐強く、義なる、正しい、忠実な、恵み深い、まことに富む、良い御方)
 しかし、良いものを悪くするサタンは、もともと良い13という数字を、自分に用い、良いものを悪くしてしまった。
 13は、聖書においては、しばしば"サタン""サタン的な事柄""反逆"等に深く関係した数字として現われる。「サタン」のギリシャ語ゲマトリアは、13の倍数である。

サタン Σαταναs(サタナス)
200+1+300+1+50+1+6=559
=13×43
=13+13+・・・・+13

 ヘブル語の「サタン」も、13の倍数である。

サタン 

(ンタサハ)
50+9+300+5=364
=13×28
=13+13+・・・・+13

 とくにこの13×28の「28」は、前回述べたように、6と同様に数学的完全数であることが注目される。
 サタンを象徴的に言った「竜」(黙示12・9)という言葉も、13の倍数である。

竜 Δρακων(ドラコーン)
4+100+1+20+800+50=975
=13×75
=13+13+・・・・+13

 おまけに、「竜」は新約聖書においてヨハネの黙示録だけに現われ、黙示録中13回使われている。
 そのほか、「へび」「試みる者」「ベリアル」「人殺し」「ベルゼブルによって」「悪魔」など、サタンに関する呼称は、すべて13の倍数である。

(ヘブル語)へび 

(フラャシ)
800+200+300
=1300
=13+13+・・・・+13

「あらゆる野の獣のうちで、蛇が最も狡猾であった」(創世3・1)


314+418 +90+316 +20+363
=1521
=13×13×9
=13+13+・・・・+13

(ギリシャ語)へび Οφιs(オフィス)
70+500+10+200=780
=13×60
=13+13+・・・・+13

試みる者(マタイ4・3)
πειραζων(ペイラゾーン)
80+5+10+100+1+7+800+50
=1053
=13×81
=13+13+・・・・+13

ベリアル(サタンの別称 Ⅱコリ6・15) Βελιαλ(ベリアル)
2+5+30+10+1+30=78
=13×6
=13+13+・・・・+13

人殺し (ヨハ8・44)
ανθρωποκτονοs(アンスロポクトノス)
1+50+9+100+800+80+70+20+300+70+50+70+200=1820
=13×140
=13+13+・・・・+13

ベルゼブルによって
(サタンの別称 ルカ11・15)
εν Βεελζεβουλ(エン ベルゼブル)
5+50+2+5+5+30+7+5+2+70+40+30=611
=13×47
=13+13+・・・・+13

悪魔
Διαββολοs(原型のつづり)
(ディアボロス)

4+10+1+2+2+70+30+70+6
=195
=13×15
=13+13+・・・・+13

 そのほか聖書を調べてみると、単に単語だけでなく、サタンに関して述べた多くの文章や句の全体が、13の倍数になっている。とくに、黙示録12・9の次の言葉は、13×13×13である。

「悪魔とかサタンとか呼ばれた、あの古い蛇」=2197
=13×13×13

 これは、13を"立方体化"したものに等しい。


「竜」「へび」「サタン」等のゲマトリアは、
すべて13の倍数である。13は六芒星数である。
(C) Norm McGary and Web servants@localweb.com


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