この世と申しても臣民の世ばかりでないぞ、
神の世界も引っくるめて申しているのだぞ、
勇んでやって下されよ、
勇むところ この方 力添え致すぞ。
心配顔 この方 嫌いぞ、
歌唄い下されよ、
笑いて下されよ、
笑えば岩戸開けるぞ。
今の人民キリキリ舞いしながら 
まだキリキリ舞いするようもがいてござるぞ。
つ千(ツチ)に返ると申してあろうがな、
早う気づいた臣民人民 楽になるぞ。
神の守護と申すものは人民からは
ちっともわからんのであるぞ、
わかるような守護は低い神の守護だぞ、
悪神の守護だぞ、
悪神の守護でも大将の守護ともなれば
人民にはわからんのだぞ、
心せよ、
どんなことあっても不足申すでないぞ、
不足悪だぞ、
皆 人民の気からぞと、くどう申してあろうがな、
人民キから起こって来たのだぞ、
我の難儀、我が作るのだぞ、
我恨むより方法ほかないぞ、
人民の心さえ定まったら、
この方 自から出て手柄立てさすぞ、
手柄結構だぞ。
この世の物 一切 
神の物ということまだわからんのか、
一切取り上げられてから 
なるほどなぁとわかったのでは遅いから
嫌がられても、
くどう同じようなこと申しているのだぞ、
人民の苦しみこの方の苦しみだぞ、
人民もこの方も同じものだぞ、
この道理わかりたか、
この方 人民の中にいるのだぞ、
別辞ことわけて申しているのだぞ。
まだまだ大き戦激しきぞ、
これで世よくなると思っていると
大間違いとなるのだぞ、
これからが褌だぞ、
よき世となれば褌要らんのだぞ、
フラリフラリと風に吹かれるヘチマじゃ、
ヘチマ愉快で嬉しいなあ、
風の間に間に雨の間に間に
ユタリユタリと嬉しかろうがな、
何もかも嬉し真から楽しき世だぞよ。
誠が神であるぞ、コトが神であるぞ、
元であるぞ、道であるぞ、日であるぞ月であるぞ。
始めコトありと申してあろうがな、
キであるぞ、
まつりであるぞ。