小説 働く女性たち その2 女装イナコの初夜 ・嵐山花灯篭2015…12月11日~20日 17時~20時30分


 京都冬の風物詩嵐山光の祭典・京都市バスの1日乗車券(500円)で嵐山まで行けるようになりました。混雑しますから先に嵐山、その帰りにロームのイルミネーションを見るのもいいよね~(市バス西大路花屋町下車)



ドキドキ小説 働く女性たち その2 女装イナコの初夜 織枝


 JR西大路駅周辺には一部上場会社の本社が5社もある。私がいつもモーニングに行くパン喫茶もこれらの企業のOLらがよく来る、時間もほとんど同じだから顔なじみになる。その中でフラワーという会社の森織枝さんがコーヒーを飲みながらため息をついている。私が、
「あらら、女のためいきなの~森進一やな~」
「イ、伊奈利さん~ちょっと聞いてよ!」

 この織枝さんの彼氏は三つ年上の30才だという。この彼氏とは1年ほど前に合コンで知り合って結婚を意識しているが、その彼が今日のフラワーランジェリーの社内販売で妹のブラやパンティーを買ってくれといっているのという。
「あぁ~もう朝から行列ができている。なんでもパンツが300円、ブラも500円という格安だと聞いている」
「そう、それだけど~サイズがとても大きいので電話で確認するとそれでいいからピンク、ブラックなど数枚を買ってくれというの…」
「妹さんは太っているの?」
「それは会ったことがないからわからないけど~他の女の物かな?」

 そしてこの話の続きは駅前の居酒屋「ポン吉」ですることになった。織枝さんは彼氏の命令でブラとパンツを買ってもってきている。私はそれを見せてもらって、
「いゃ~セクシーでいい、で、彼氏と連絡がついた?」
「それより彼のお母さんに電話して妹さんのことを聞いたら、彼には妹がいないって…それで彼に電話したら、彼、自分のものだと白状したの」
「ふむ…彼って女装が趣味なの?」
「そうなの~だから私はもう縁を切ると宣言したわ…」
「でもね織枝さん、世の中には色々な性癖や趣味があってそれを認めていかなければならない場合もある」
「それだけではないの、彼とのHでも彼は彼の乳首が感じるからと私に小一時間も愛撫をねだるの…それがうっとおしくて、ちょうどよかった別れる口実ができたと喜んでいるの」
「はぁ~そんなものなのね男と女って、それよりその大きい目のブラとパンティーはどうするの?」
「伊奈利さんほしかったらあげるよ!彼女は大きいの?」
「いゃ~彼女ではなくって…あの~その~」
「えっ、まさか~伊奈利さんも女装が趣味なの?」
「いゃ~まだ経験はないが一度したいと思っている」
「それで~彼氏のことを擁護したの?」

 その織枝さんはどうしても私がブラとセクシーパンテイーを着けているのを見たいといっている。私は、
「織枝さんに誓っていうが、私はこんなことは初めてでたまたま天から降ってきた話なので身に着けたいと思っただけ…まだ女装が趣味とはいえない…」
「なにをいってるの…男らしくないよ!」

 といいながら我が家まで強引について来た。織枝さんは私に命令口調で、
「はい、下着を脱いで、下もよ~そうスッポンポンになって」となかなかの手際がいいのでフラワーの中で仕事は何をしているのと聞くと、
「私は男性用の下着のデザイナーでいつも男性の裸は見慣れている」

 そして織枝さんに着せてもらったピンクのブラとセクシーパンテイーの似合うこと似合うこと、思わず、
「いゃん~恥ずかしいわ~ホホホ」とオネエ言葉になっていた。そして気分もHに…織枝さんもそんな気分になったのか?2人は自然に抱き合っていた。私が女装イナコになって初めての初夜になった。


ドキドキ無料の電子書籍「京都フラワーランジェリー物語」…長編小説

       http://p.booklog.jp/book/16636/read


ドキドキ無料の電子書籍3冊を出版しました。


「小説 スーパーの女性たち」 1話~10話

http://p.booklog.jp/book/102965/read


「愛の人妻ウォッチング」 1話~10話

http://p.booklog.jp/book/102977/read



「京都歴史裏の小説」~8話

http://p.booklog.jp/book/102990/read


ドキドキ既存の無料の電子書籍は

天使の恋~美幸…明美…真弓…梨香…4名の恋~全24話(読切り)

http://p.booklog.jp/book/19028/read

天使の恋~美雪…早苗…香奈~3名の恋の物語

http://p.booklog.jp/book/18492/read


ドキドキ音川伊奈利の電子書籍がすべて無料で読めます。

http://p.booklog.jp/users/sakura64


ドキドキ「人気ブログランキング」に参加しています。このブログが少しでもおもしろければ↓の画面をポッチンして清き一票をお願いいたします。↓↓↓ドキドキ  


               
               小説家ランキングへ