初めて蛍石を採ってから、福井県の鉱山にも行く機会がありました。
面谷鉱山という、有名どころの銅山です。金銀も少し採れるとかいわれていますが、見たことはありません。
山の中にある、雰囲気のいい廃墟です。鉱滓(鉱石から銅をとった後に残るごみ。珪酸鉄が主成分)でつくった
建築の名残もあります。
たくさんある石垣もきれい。
そしてもちろん、鉱物もたくさん。やっぱり鉱山跡はちがう……と思ってしまいますね。河原よりもだんぜん見つけやすい。最高です。
それに蛍石も、それなりに大きいものが取れます。昔のような、1㎏とかあるものは見つかりませんでしたが、3㎝×3㎝の塊は採れました。ちゃんと強く蛍光します。
きっと夜、ここにブラックライトを持ってきたら、たくさん見つかるだろうな……。
熊も出るのでそんなことはしませんが、とてもきれいそうだ…なんて想像していました。バーベキュー網と焚火の跡もあったので、止まった人もいると思いますが。
それにこの鉱山、疫病がはやって人口が激減したらしいんですよね。銅の価格が下落しただけでなく、それも閉山のきっかけになったとか。
けっこう広いですし、相当栄えていたという時代もありました。
ほかの地域より先に、映画館などの娯楽施設もつくられたらしい……。山の中なのに、すごいですよね。
歴史のようなことばかり書いてしまいました。次回はもっと、鉱物について書きます!!