○きっかけ
天ぷらの揚げ方を習得したので、廃油が出るようになった。その都度新聞紙で吸い取って燃えるゴミに出しているが、なんだかもったいない気がした。廃油にもリサイクルの方法がないか調べてみたい。
○廃油の収集
おとなりの栃木市ではリサイクルの資源として廃油を回収している。古くなった油を空のペットボトルに入れて回収場所のボックスに入れるだけ。
回収場所は市役所とそれぞれの地区の支所、それに一部の市内の道の駅である。栃木市内に行く用事のある時はついでに回収ボックスに持っていってもいいかもしれない。
回収された廃油は、家畜の飼料、工業用油脂、燃料、塗料、たい肥などの原料にリサイクルされ、活用されるそうだ。
同じ取り組みはカスミ、ベニマル、とりせんなどの一部のスーパーでも実施されている。どこもあんまり行くことのないスーパーなので、ちょっと残念。
○廃油のリサイクル
自宅でもできる廃油のリサイクルがないか調べてみた。
・まだまだお料理で使う
天ぷら油として使っても、油がきれいなうちは炒め物等の油で再度使用できる。唐揚げを揚げるには、古い油を使った方がいろよく揚げることができるとも聞いたことがある。しかし、食中毒のことも考えると、極端に古い油はお料理に使用しない方がいいだろう。
・コンポストに入れる
コンポスト内の微生物は油が大好物なのだそうで、分解が促進されるそうだ。実際にやってみたのだが、コンポスト内がかなりべとべとになって、かえって分解が阻害されてしまった。反省をいかして次は少量入れたのだが、こちらはうまくいってコンポスト内の微生物が活発になっ多様に感じた。なので、少しずつしか入れられないかも。
・キャンドルを作る
廃油に固めるてんぷるをまぜて凝固させることで、キャンドルを作ることができる。クレヨンで色付けしたり、精油を加えてアロマキャンドルにすることもできる。子どもとやるとエコの勉強にもなって楽しそうだ。
・廃油石鹸を作る
以前、オリーブオイルで石鹸を作ったことがあった。同じことが廃油でもできるようだ。廃油だけで石鹸を作ろうとすると、上手く固まらなかったり、泡立ちが弱い石鹸になりやすい。そのため、ココナツオイルやパームオイルを加えて作る人もいる。固形石鹸は使いづらいので、廃油からなんとか液体石鹸は作れないかなと思う。
○ふりかえり
回収された廃油は様々な原料に加工されることを知り、捨ててしまうのがますますもったいなく感じた。近所に回収ボックスがあればいいのになあと思いつつ、液体石鹸の作り方も調べてみようと思った。
石鹸を作った時の記事。