○きっかけ

 私は肌が弱く、刺激の強い洗剤を使用すると肌が荒れてしまう。そこで、より刺激の少ない石鹸を手作りしたいと考えた。また、いただいたオリーブ油の賞味期限が切れてしまったので、こちらも捨てずに石鹸作りに活用できればと思う。※この記事では苛性ソーダを使って石鹸作りをする。苛性ソーダは大変危険な物質なので取り扱いには十分注意して行う。

 

○材料

・オリーブ油  360グラム

・ココナッツ油 90グラム

 

・苛性ソーダ  52グラム

 

・柚子と水道水 135グラム

 

○道具

・温度計 ・ゴムへら ・ハンドミキサー ・スプーン ・ゴム手袋 ・ボウル

・量り ・マスク ・牛乳パック(石鹸型にする) ・キッチンペーパー

 

○作り方

【準備】

・ゴム手袋、保護メガネ、マスクをつけて作業をする。

・油類を70度以下の湯煎にかけておく。

・温度をさげるための水をボウルにはっておく。

・柚子をまるごとブレンダーにかけて液状にする。水を足して総量が○グラムになるようにする。

 

・苛性ソーダ水を作る。

※刺激集が発生するので、予め換気扇を回す。

苛性ソーダの分量を量り、先程作った柚子水と合わせ、とけるまでかきまぜる。

90度近くまで急激に温度があがるので、特に注意する。

 

・苛性ソーダの温度を40度まで冷ます。

水をはったボウルにいれて、苛性ソーダの温度が40度くらいになるまで冷ます。

 

・湯煎にかけた油が40度になったか確認する。

苛性ソーダと油の温度が40度付近でそろうのが望ましい。

 

・苛性ソーダを少しずつ加えながら、ハンドミキサーでかき混ぜる。

大体1時間くらいかきまぜる。かきまぜていると記事が白っぽくなり、トロリとしてくる。したたり落ちた生地のあとが残るくらいがちょうどいい。(焼く前のホットケーキ記事のような感じ。)あとが残らない時は再度湯煎にかけて温度を上げるとよい。

 

・型を作る

かき混ぜるのに時間がかかるので、二人で交代しながら行うとよい。

その間に、もう一人が牛乳パックで石鹸の型を作っておく。

 

・型にいれる。

トレースができたらゴムへらを使って型に流し込む。トントンとテーブルの上でたたいて空気を抜くようにする。

 

・クーラーボックスや段ボール等の温度が安定した場所で24時間保温する。

 

・石鹸を切り分ける

※この時はまだ強いアルカリ性なので作業は手袋をつけて行う。

24時間経ったら、石鹸が固まったか確認する。柔らかい時はもう1,2日寝かせる。

固まっていたら使いやすいサイズに切り分ける。

 

・石鹸を乾燥させる。

木箱や段ボール箱に入れて、風通しのよい日陰で一か月間熟成、乾燥させる。

解禁日をメモして箱に貼っておくと忘れない。

 

【片付け】

使った道具はキッチンペーパーや古布でふきとった後、洗剤で洗うようにする。

石鹸生地や油をそのまま排水溝に流さないようにする。

 

〇ふりかえり

 今回は柚子をまるまる一個使ったので、できあがった石鹸からは柚子のいいにおいがした。反省としては柔らかい石鹸になってしまったことである。ココナッツオイルの割合が足りなかったのか、もっとしっかりトレースをつくった方がよかったのか…。次回にいかしたい。

 

柚子色にいろづいた石鹸になった