ボーダーの方の感じ方 | 「境界に生きた心子」

「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の恋人・心子(しんこ)。
 心子と共に過ごした波瀾万丈の日々をつづった、ノンフィクションの本を上梓しました。
●Amazon 「境界に生きた心子」(星和書店)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4791106938/sr=1-3/qid

 
 拙著 「境界に生きた心子」 は あくまで、ボーダーであった心子の 恋人として、

 彼女の傍らにいる 立場から描いたものです。

 拙著を読まれて 手紙やメールをくださったり、ブログに書き込んでくれている 方々の中には、

 ボーダーの人の ご家族やパートナーなど、

 「境界に生きた心子」を読んで 助けられた,癒されたと

 言ってくださる人たちが 多くいらっしゃいます。

 苦しい思いをしているのは 自分たちだけではなかった ということが分かり、

 救われたとも言ってくださいました。

 それに対して ボーダーの方ご本人や、

 そういう傾向のある方 (または 心に傷を持っておられる方) が 拙著を読まれた場合には、

 人によって 感じ方が顕著に異なるようです。

 自分と同じなので、とても共感,感動して 涙が止まらなかったという方も多く、

 自分の言動の意味や 相手の気持ちも理解できた、という方もいらっしゃいます。

 一方、自分とダブってしまい 読むのがすごく苦しいとか、

 非常に傷ついたり 怒ったりする方もおられます。

 フラッシュバックやパニックを 起こしてしまう場合もあります。

 そういう両極に分かれるのが ボーダーの方の特質なのかもしれません。

 ボーダーの方が 拙著を読まれる際、どちらに感じられるか分からないので、

 どうか予め くれぐれもご了承いただきたいと 思っている次第です。

 以上は 当ブログの書庫 「境界に生きた心子」 の中の、

 『「境界に生きた心子」(新風舎・刊) の紹介』
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/15938276.html
 の 記事でも触れましたが、

 ボーダーの方の 心の健康を守らなければなりません。

 どうぞご留意を よろしくお願いいたします。


 それから、ボーダー以外の人間には ボーダーの苦しみは分からない という人もいました。

 もちろんその通りで、拙著では、

 一番苦しんでいるのは ご本人であり、

 その本当の苦しみは 僕には分からない という立場で書いています。

 ただ ボーダーの人の傍らにいる人間にとっても 苦しみは大きく、

 捨ておくことができないというのが、このテーマの難しい問題です。
 

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