There’s a thread you follow. 

あなたがたどる糸、


It goes among things that change. 

それは変わりゆくものの中にある。


But it doesn’t change.

けれども、それは変わらない。



People wonder about what you are pursuing.

人々は、あなたが何を求めているんだろうと不思議がる。


You have to explain about the thread.

あなたはその糸について、説明しなければならない。


But it is hard for others to see.

でもそれは、他の人には見ることが難しい。


While you hold it you can’t get lost.

それを掴んでいる間、あなたが迷うことはない。


Tragedies happen; people get hurt 

or die; and you suffer and get old.

悲劇は起こる。人々は傷つき、死んでいく。あなたは苦しみ、そして年を取る。


Nothing you do can stop time’s unfolding.

あなたには、目の間で時間が過ぎゆくのを止めることはできない。



You don’t ever let go of the thread.

あなたは決して、その糸を離してはいけない。


"The Way It Is" by William Stafford 

『在るがまま』―ウィリアム・スタッフォード



今日明日の2日間、インサイト・ダイアローグの世界オンラインリトリートが行われている。

24時間世界のどこかにファシリテーターがいて、誰でも好きな時に参加できる。


今日私は2つセッションに参加して、その2つ目でこの詩がシェアされた。



この詩を紹介してくれたファシリテーターの方はクリスチャンだった。

この印象的な詩がシェアされるのを聞きながら、

ある記憶が心のなかに現れた。


もうずっと前に、ミャンマーの大学に行ったばかりの頃、ふとした時に出会った詩があった。


To avoid all evil;

すべての不善を避けること、

to do what is good;

善を為すこと、

to purify the mind;

心をきれいにすること、

this is the teaching of the Buddhas.

これが、諸仏の教えです。


これがダンマパダの詩とは全く知らず、自分がまさに一生をかけてやりたいことを言葉にしてくれた人が2500年前にいたんだ、とただただ感動した。


変わりゆくものの中で変わらないもの。


苦しみの中に在って、でもそれは、確かにここにある。


なんども手離しそうになったその糸を辛うじて離さないでこられたのは、良き友人たちがいてくれたからだ。

彼らの言葉に、生き様に、存在に励まされ、私は今を生きている。