穏やかな大会だったな・・という印象を受けた今大会。
エキシビションの今日は、リラックスしたような選手のみなさんたちの笑顔が印象に残りました。
テレビ放送は4月20日(日) よる10時15分 から。
ダイジェスト放送になるのでカットされてしまいそうなのですが、やっぱり一番面白かったのは世界選手権でも３位となったイタリアのペアSara CONTI / Niccolo MACII組です。
男女逆転のプログラムで・・初めて見た時もお腹を抱えて笑ってしまって、本当にすてきな2人です。
ですが観客に笑顔を届けてくれるサラさんは大きな悲しみを乗り越えて氷上に立っていることはあまり知られていません。
2020年。コロナが世界を覆った頃、サラさんのお父様はコロナに感染、入院してわずか数日でに亡くなってしまったのです。
お父様について触れているインタビューをご紹介します。
https://youtu.be/aoE79cbTCHo?si=cJ2XSViERNc7kVIF
2023.05公開（さいたま世界選手権３位獲得後）
わたしたちは、達成したすべての目標や成功を、いつも「天使たち」に捧げています。
サラにとって特別な天使は、お父さんです。
お父さんは、コロナ禍のあいだに亡くなりました。
ちょうど、わたしたちが少しずつ成功を手にし始める、その直前のことでした。
つらいことでした。だからふたりでそのことについて話しました。
プレッシャーがとても大きかったからです。
話し合って、わたしたちは決めました。「正確に滑ろう」「クリーンに滑ろう」「そんなに速くなくていい」
ひとつひとつの要素をしっかり決めて、確実に演技を終えよう、と。
わたしは彼女を見て、「やったね」と言いました。
それから、「まわりを見てごらん」と伝えました。
彼女が振り返ると、本当に驚いていました。
観客のみんなが立ち上がって、わたしたちの演技に拍手を送ってくれていたからです。
それは、わたしたちが感じられる中で、いちばん素晴らしい気持ちでした。
そのときの気持ちは、「ああ、やっと終わった。ついにプレッシャーから解放された。ありがとう」でした。
スコアで「134」と表示されたとき、わたしは「彼女は最高だ」と思いました。
次に「1位」と出て、「あ、自分たちが1位なら、つまり3位以内だ」と思いました。
あと2組残っていたので、「これで銅メダルだ」って。
まさに「やった！」という感じでした。
「夢がかなった」って思いました。
イタリアのペアでは、これまで誰も世界選手権でメダルを獲ったことがありませんでした。
100回以上の世界選手権が行われてきた中で、誰ひとりとして、ペアでメダルを獲ったことがなかったんです。
そして今回、わたしたちが世界選手権でメダルを獲りました。
今シーズンは、本当にすばらしいシーズンだったと思います。
どんな選手にとっても、これ以上ないほどの、最高のシーズンだったと思います。
なぜなら、わたしたちは何もないところからスタートしたからです。2022年のヨーロッパ選手権では7位でした。それが、ここまで来られたのですから、本当に驚くべきことです。
わたしたちにとって信じられないようなことでした。
わたしたちは、ペアの歴史をつくりました。
ただ、すごいことが起きた、それだけです。
きょうの戦いは、とても厳しいものでした。
表彰台に残ることは難しかったです。
だから、ひとつのミスが、わたしたちを4位に落とし、メダルを逃す可能性もありました。
だから、わたしたちは戦い抜きました。
そのことを、誇りに思っています。
わたしたちの「天使たち」は、日本まで来て、
わたしたちを見守ってくれて、
スコアに「134」をくれて、
それから「3位」をくれました。
ほんとうに、ありがとう。
ざっくり意訳終わり
2人にとって日本は特別な場所。
すてきな演技をありがとうございました。
選手の皆さん素晴らしい演技をありがとうございました。
日本にきてくださって、ありがとうございました🥹
健康でオリンピックシーズンをがんばってください💪
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