先日行われたISUの総会
ルール変更について、昨日リーザの感想を
ご紹介しました。では、どんなことが議論
されて、どんなルール変更が行われるか
注目されている部分をRIAの記事から
抜粋してご紹介します。
ざっくり意訳します
フリープログラムのジャンプ数を削減へ
ISUは2026/27シーズンからシングルの
フリースケーティングのジャンプ数を削減へ
記事:ヴラド・ジューコフ。
ラスベガスで開催された国際スケート連盟(ISU)大会は、フィギュアスケートシングル種目のフリースケーティングプログラムにおいて、ジャンプ要素の数を7つから6つに減らす。この決定は2026/27シーズンから施行される。
ISU技術委員会は、現在認められている3つのコンビネーションジャンプのうち1つを廃止することで、フリースケーティングプログラムのジャンプ要素の数を減らすことを提案。さらに、フリースケーティング・プログラムに、コレオスピン(振り付けがあるスピン)を1つ追加することが提案された。
このルール変更は、他のいくつかの改正案とセットで採択された。アメリカ、イスラエル、アゼルバイジャン、ウクライナ、イギリスのフィギュアスケート連盟は、ジャンプ要素の数を減らす提案に公に反対した。これに先立ち、ロシアフィギュアスケート連盟(FFKF)のアレクサンダー・コーガン事務局長は、フリースケーティングプログラムのジャンプ台数の削減に反対であることを表明し、ISU大会のロシア代表団はこの提案に反対票を投じると述べた。これに対し、ISU選手委員会のエリック・ラドフォード委員長は、世界の主要なコーチやスケーターの間で行われたアンケート調査でも、変更の必要性が確認されたと指摘した。
ISU理事会は、オリンピック・サイクル中にルールを抜本的に変更することの議論と妥当性を考慮し、フリースケーティング・プログラムにおけるジャンプの削減を含む多くの改正の発効を、2026/2027年のオリンピック・シーズン終了後まで延期することを提案した。ISU大会はこの提案を承認した。
ざっくり意訳終わり
なんというか唖然としてしまうルール改正ですよね。
なんていうのか、昨日はちょっと言葉にすることが
できなくて、リーザの意見で救われたのですが・・・
ISUは2018年以降
新たなムーブメントを作るため
表現や芸術をおろそかにする
ルール改正によって
稚拙なジャンプを黙認し
ジャッジが勝たせたい選手に加点を
多く付けれるのではないかと
疑念を抱かせる不透明な競技に
なっていったように感じます
ジャンプ大会の勝者を見たいわけではない
芸術と融合している究極の競技を見たい
という想いが、世界中のフィギュアスケート
ファンをリンクから遠ざけていく
ことになってしまったようにも感じます。
次のルール改正で、大切だったものが
取り戻されたらいいなと思いますが
たぶん、それはきっと、さまざまな
思惑が溢れている世界なんだろうけれど・・
フィギュアスケートは
ストーリーがあって、音楽があって
一瞬でも現実を忘れさせてくれる
宝石のような時間
そういう演技を自分は見たいなって
思っています。
それが競技会にないならば
見せてくれる人を追いかけたいなって
やっぱり思うのです。