この世にこんな美しいものがあるなんて | フィギュアスケート応援(くまはともだち)

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氷上で華麗で過酷なスポーツ。
がんばるすべてのスケーターに敬意を✨⛸✨
羽生結弦選手の演技で涙がこぼれます。
情報発信目的ではなく思いを綴るブログです。
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8月26日放送のおげんさんで「キース・ジャレットでぜひ滑って欲しい」と託されていたことを思い出されていた方も多いですよね。

ピアノ曲と羽生結弦選手の演技。

粒立ちするような。

一音一音に意味をこめて、まるで「音楽」が「羽生結弦」になってしまったかのような錯覚を起こさせるような。

「この世にこんな美しいものがあるなんて」

羽生結弦選手の演技を見る中で、ピアノ曲ではとくに、強く、心揺さぶられる瞬間があります。

今回の「Danny boy」はまさにそれですよね。


初日は現地、ロングサイドステージよりから拝見したのですが、大地真央さんのガイズ&ドールズが終わり会場が暗転した後、まだザワザワとしている中。スゥーッと氷上に白くてフワフワした衣装がなんとなく、ぼんやりと発光しながら見えた瞬間に、会場は途端に静まり返り、

あれは?あの衣装は「あの夏へ?」

「春よ、来い」じゃないんだ?

そんな小さなザワメキが、観客席に密やかに流れた中で、曲名がパッとスクリーンに大きく表示され、そして、真っ白な衣装をまとった羽生結弦選手の姿。


https://www.instagram.com/p/C4RvxuLpO2z/?igsh=ZXByNzAxc203NGw1小海途カメラマンさん

驚きと、あまりのスタイルの良さ。美しいポージングに目が釘付けになりながら、流れてくる音楽の優しくて、儚くて、寂しくて、愛おしいピアノの音に、心は鷲掴みされていきました。

初日は現地、2日目はリハーサル、ライビュとさまざまなDanny boyを拝見して、あらためて感じたこと。同じような白い衣装、同じ羽生結弦が演じている「失った大切なものを思い出す曲」であるにも関わらず、まったく別次元の表現を見せることができる才能。凄まじいと思いました。

ライビュで大画面になってわかることもたくさんありました。オールバックにされた羽生結弦選手は本当に凛々しくて別人格。あの夏へは性別や年齢やまして人ですらないような「龍神」に化身した「流れる水」のようなイメージがプログラム全体を通じてあったのならば、Danny boyは、土や四季の香りがするプログラムだなと感じました。それはDanny boyに歌詞をつけたFrederic Weatherly フレデリック・ウェザリーさんの

“Tis I'll be here in sunshine or in shadow”

の一節が印象にあることもありますけれど、土に埋まっている。失われた命の上にある生命の儚さ、尊さ。会いたい思いは、生きている者も、亡くなっている者も同じ。ただ、2度と戻らない日々を愛おしく思い返す。日が射す場所でも、暗闇の中でも待ち続ける。それは震災で生命を奪われた人たちや、まだ、見つかることがないままの大切な人たち、失った人たち、待つ人たち。その気の遠くなるような13年の日々を思い起こして、枯れた涙を流すような、寂寥。

それでも、光の当たる場所にいるならば、これまでの想い出とともに、過去をだきしめ、忘れることなく、生きよう。生きていこう。

そんな力強いメッセージを、勝手に受け取ったのでした。ライビュでは号泣してしまって。

あまりの美しさに、ただただ、この世にこんなに美しいものがあるのならば、生きていきたい。

そんな風に思わせてくれたのでした。

いよいよ最終日ですね。

終わってほしくない。

そんな風に思う素晴らしいnotte stellataは今日、楽日を迎えます。

心からの声援を届けたいと思います✨

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