sportsdaily（ロシア）で3月31日に配信された記事です。北京五輪のTOP４の男子シングルについて、記者独自の分析をしています。記事を書いた方の主観もあるかと思いますので、こういう考え方もあるのだなという、参考程度として目を通していただけたらと思います。
一部抜粋ざっくり意訳します
ISUはルール改正をしようとしています。
評価はより公平になる可能性があります。
フィギュアスケートは不公平なスポーツです。
少なくとも、今の現実では。
しかも、絶対的に明確で詳細な評価基準が
あるにもかかわらず、です。
ただ、どうやら、それらは勧告にすぎず、
それ（ルール）に従う必要はないようです。
そうでなければ、何が起こっているのか、
他にどう説明すればいいというのでしょうか。
例を挙げるために、なにも遠くまで
行く必要はありません。
国際スケート連盟（ISU）の公式サイトには
ビデオチュートリアルがあります。
高いGOEを得るべき要素として
オリンピック2連覇の羽生結弦の演技を
例に挙げています。
しかし、ここ数年のプロトコルを見ると
注意深く見ても、そこには羽生への
高いGOEは見当たりません。
説明するまでもないでしょう。
羽生が突然ジャンプやスピン、
ステップを忘れてしまったからという
わけではないんですから。
解説者から「ジャッジは見ないから」
という言葉を一度は聞いたことが
あるのではないでしょうか。
実際にどういうことかというと
"彼らは意図的に目を閉じる" のです。
文字通り目の前にあるものを見ないわけ
にいかないですし、しかも何度でも
リプレイを見ることができるのですから。
ですけれど、おそらくフィギュアスケート
の無法状態は終わるでしょう。
少なくとも、その希望はあります。
少し前、ISUが人工知能を採点の判断に
取り入れたいというニュースがありました。
ジャンプの回転数と、離氷時のねじれ
下回りの度合いが計算されます。
簡単に言うと、コンピュータがスケーター
のジャンプの軌道を理想的なものと比較し
すべてのエラーと不正確さを計算します。
ちなみに、ジャンプのAIキャプチャには
一度に6台のカメラを使うと約束されて
いましたが、結局、観客は3つの角度から
要素のリプレイを見ました。ちなみに、
すべてのアンダーローテーションが
映し出されていましたが、技術点には
反映されていませんでした。
新採点システムでは、こういったこと
が避けられなくなるはずです。
終わったばかりの世界選手権ではなく
オリンピックを取り上げるのは、
北京の結果がフィギュアスケートの
実情と全く関係ないからです。
SportDay by Dayでは、すでに
ネイサン・チェンのプログラムを解析し
証明する記事を掲載していますソース。
今回は2位から4位の選手の
プログラムを分析し、北京五輪の
チャンピオンになるはずだった
人物を見つけます。
まずは、ISUがまとめた既存のルールブックを思い出してみましょう。＋4と+5のGOEを得るためには、最初の3つのポイントを満たす必要があります。
1.ジャンプの高さと距離が非常に良い
（コンビネーションジャンプでも）
2.離氷と着氷が良い。
3.軽さ（コンビネーションでのリズムを含む）
4.ジャンプ前のステップ、
3.軽さ（コンビネーションでのリズムを含む）
4.ジャンプ前のステップ、
意外性や創造的な入り
5. 離氷から着氷までの体勢が良い
6.音楽に合わせたエレメント
5. 離氷から着氷までの体勢が良い
6.音楽に合わせたエレメント
鍵山優真SP評価（記者独自の見解）
4S（0）= 9.7間違ったエッジでの着氷、ISUルールに従ってプラスのGOEはつかない。
4T + 3T（-1）= 13.70-0.95 = 12.75
最初の４Tはわずかな回転不足がありました。罰せられませんが、2番目の３Tの回転不足に加え外側への移行とタイミングの崩れを伴うフラットエッジへの着氷があります。
最初の４Tはわずかな回転不足がありました。罰せられませんが、2番目の３Tの回転不足に加え外側への移行とタイミングの崩れを伴うフラットエッジへの着氷があります。
CCsp3（0）= 2.8
* 3A（+1）= 8.80 = 0.8 = 9.6
ジャンプの軸が崩れ、着氷時にエッジからエッジへの遷移が発生。
ジャンプの軸が崩れ、着氷時にエッジからエッジへの遷移が発生。
* は後半のボーナスx１.1
FSSp4（+1）= 3.00 + 0.3 = 3.3
スピードも軽さも良いですが、音楽やオリジナリティに明確さがなく、軸も崩れています。
スピードも軽さも良いですが、音楽やオリジナリティに明確さがなく、軸も崩れています。
CCoSp4（+3）= 3.50 + 1.05 = 4.55
合計：86.67
TES:44.80で45.67。
PCS:41.00
PCS:41.00
これは、公式なプロトコルより
21.45ポイント少なくなっています。
鍵山優真フリー評価（記者独自の見解）
4S（-1）= 9.7-0.97 = 8.73
4Lo <（-4）= 8.80-3.52 = 5.28
プロトコルに示されているように、90度を超える回転不足、両足着氷、手で氷に触れた。
4T（+3）= 9.5 + 2.85 = 12.35
GOE＋５をつけるには基準が満たない。
GOE＋５をつけるには基準が満たない。
3A + 2T（+3）= 9.30 + 2.4 = 11.70
４Tと同様の状況。
CSSp3（-1）= 2.6-0.26 = 2.34
４Tと同様の状況。
CSSp3（-1）= 2.6-0.26 = 2.34
StSq3（+3）= 3.3 + 0.99 = 4.29
不明確な移行。
* 4T + 1Eu + 2S（+2）=
不明確な移行。
* 4T + 1Eu + 2S（+2）=
12.43 + 1.9 = 14.33
4Tとオイラーの間の短い休止あり。
* 3F + 3Lo（+2）=
* 3F + 3Lo（+2）=
11.22 + 1.06 = 12.28
* 3A（0）= 8.8 + 0 = 8.8
ChSq1（-）
CCoSp4（+2）= 3.5 + 0.7 = 4.2
FCCoSp3（-2）= 3.0-0.6 = 2.4
* 3A（0）= 8.8 + 0 = 8.8
ChSq1（-）
CCoSp4（+2）= 3.5 + 0.7 = 4.2
FCCoSp3（-2）= 3.0-0.6 = 2.4合計：170.20
TES:82.15で86.70。
PCS:83.50。
TES:82.15で86.70。
PCS:83.50。
フリーは170.20ポイントでショートプログラムと合計で256.87ポイント。
しかし実際にジャッジは鍵山に310.05ポイントを与えました。差は53.18ポイントです。これはショートプログラムのTESを上回っています。
さらに宇野昌磨。彼が新たな
世界チャンピオンであるという事実と
彼のスケートをジャッジが見ているのとは
異なる角度から見ることは興味深いです。
宇野昌磨SP評価（記者独自の見解）
4F <（-3）= 8.8-2.68 = 6.16
90度以上の回転不足。
4T <+ 3T <（-4）= 10.96-3.04 = 7.92
4F <（-3）= 8.8-2.68 = 6.16
90度以上の回転不足。
4T <+ 3T <（-4）= 10.96-3.04 = 7.92
FCSp3（0）= 2.8 + 0 = 2.8
* 3A <（-3）= 7.04-1.92 = 5.12
90度以上の回転不足と、ハードランディング。
CSSp2（-2）= 2.3-0.46 = 1.84
明確なポジション変化がない
StSq2（0）= 2.6 + 0 = 2.6
CCoSp3（+1）= 3 + 0.3 = 3.3
合計：75.49
TES:37.50で29.74。
PCS:45.75。
実際、PCSはさらに低くできます。
合計は75.49ポイントです。
30.41ポイント少なくなっています。
その差は鍵山よりもさらに大きいです。
宇野昌磨フリー評価（記者独自の見解）
4Lo <（-3）= 8.8-2.64 = 6.16
90度以上のアンダーローテーションと着氷
宇野昌磨フリー評価（記者独自の見解）
4Lo <（-3）= 8.8-2.64 = 6.16
90度以上のアンダーローテーションと着氷
時のフラットエッジから外側エッジへの移行。
4S <（-3）= 7.76-2.33 = 5.43
状況は4Loの場合と同じ.
4F <（-5）= 8.80-4.4 = 4.4
-5GOEが自動的に設定され、-1。
3Aq（-2）= 8.0-1.6 = 6.4
90度の回転不足。
FCSp2（-2）= 2.30-0.46 = 1.84
ChSq1（-）
リンクの2/3をカバーする基準が満たされていない。
* 4T <（-4）= 8.36-3.04 = 5.32
90度以上の回転不足。
4S <（-3）= 7.76-2.33 = 5.43
状況は4Loの場合と同じ.
4F <（-5）= 8.80-4.4 = 4.4
-5GOEが自動的に設定され、-1。
3Aq（-2）= 8.0-1.6 = 6.4
90度の回転不足。
FCSp2（-2）= 2.30-0.46 = 1.84
ChSq1（-）
リンクの2/3をカバーする基準が満たされていない。
* 4T <（-4）= 8.36-3.04 = 5.32
90度以上の回転不足。
* 4T <+ 2T <（-4）= 9.50-3.04 = 6.46
両方のジャンプで90度以上の回転不足
* 3A <+ 1Eu + 1F（-2）= 8.14-1.28 = 6.86
アクセルで90度以上の回転不足。
FCCoSp3（0）= 3.00 + 0 = 3.00
回転数が少ない。
CCoSp4（0）= 3.5 + 0 = 3.5
StSq2（2）= 2.6 + 0.52 = 3.12
合計：1
52.50-1= 51.50
両方のジャンプで90度以上の回転不足
* 3A <+ 1Eu + 1F（-2）= 8.14-1.28 = 6.86
アクセルで90度以上の回転不足。
FCCoSp3（0）= 3.00 + 0 = 3.00
回転数が少ない。
CCoSp4（0）= 3.5 + 0 = 3.5
StSq2（2）= 2.6 + 0.52 = 3.12
合計：1
52.50-1= 51.50
TES:51.50
PCS:87.00。
フリーでは138.50ポイント、ショートとの合で213.99ポイント。ジャッジは宇野に293点を与えた。約80ポイントの差。一部のスケーターならば、ショートプログラムのポイントに値する。
最後に、北京で4位になった
PCS:87.00。
フリーでは138.50ポイント、ショートとの合で213.99ポイント。ジャッジは宇野に293点を与えた。約80ポイントの差。一部のスケーターならば、ショートプログラムのポイントに値する。
最後に、北京で4位になった
羽生結弦のプログラムを分析します。
羽生結弦SP評価（記者独自の見解）
1S（0）
羽生は氷の穴にはまった。
4T + 3T（+3）= 13.70 + 2.85 = 16.55
このジャンプは十分な距離ではなかった
FCSp4（+3）= 3.20 + 0.96 = 4.16
* 3A（+3）= 8.8 + 2.4 = 11.20
羽生がすべての基準を満たし、クロスロールからカウンターへのエントリーが最も困難だったことは注目に値します。しかし、彼はジャンプからの出をツイズルだけでなく、胸に腕を組む複雑なものにしました。
CSSp4（+4）= 3.00 + 1.2 = 4.2
StSq4（+5）= 3.90 + 1.95 = 5.85
ISUマニュアルと同じステップシーケンス。
* 3A（+3）= 8.8 + 2.4 = 11.20
羽生がすべての基準を満たし、クロスロールからカウンターへのエントリーが最も困難だったことは注目に値します。しかし、彼はジャンプからの出をツイズルだけでなく、胸に腕を組む複雑なものにしました。
CSSp4（+4）= 3.00 + 1.2 = 4.2
StSq4（+5）= 3.90 + 1.95 = 5.85
ISUマニュアルと同じステップシーケンス。
それ自体が非常に複雑であるだけでなく、すべての基準を満たしてミスなく実行
CCoSp4（+5）= 3.50 + 1.75 = 5.25
審美的なポーズとトランジション
合計：94.96
TES:47.21
PCS:47.75
ショートプログラムの合計は94.96ポイント。これは公式プロトコルより0.19少ない。
CCoSp4（+5）= 3.50 + 1.75 = 5.25
審美的なポーズとトランジション
合計：94.96
TES:47.21
PCS:47.75
ショートプログラムの合計は94.96ポイント。これは公式プロトコルより0.19少ない。
羽生結弦フリー評価（記者独自の見解）
4A <（-5）= 10.00-5.00 = 5.00
これは実際には四分の一不足のように見えますが、それでもQでなく回転不足とジャッジは判定しました。
4S（-5）= 9.7-4.85 = 4.85
3A + 2T（+5）= 9.30 + 4 = 13.30
両方のジャンプがクリーン。幅、高さが良い。
3F（+4）= 5.3 + 2.12 = 7.42
FCCoSp4（+4）= 3.50 + 1.40 = 4.9
StSq4（+5）= 3.9 + 1.95 = 5.85
* 4Tq + 3T（-2）= 15.07-1.9 = 13.17
* 4T + 1Eu + 3S（+2）= 15.73 + 1.9 = 17.63
* 3A（+5）= 8.80 + 4 = 12.80
すべての基準が満たされたクリーンジャンプ。
ChSq1（+5）= 3.00 + 2.50 = 5.50
FCSSp4（+5）= 3.00 + 1.5 = 4.50
独創的で審美的な位置、優れたトランジション、スピード、センタリング。
CCoSp4V（+4）= 2.63 + 1.05 = 3.68
3回転ではなく2回転したため、レベルはV
合計：187.10
98.60-2= 96.60(減点２)
TES:89.93。
PCS:90.50。
フリー187.10ポイント、
PCS:90.50。
フリー187.10ポイント、
ショートとの合計で282.06ポイント。
これは、公式プロトコルよりも
1.15ポイント少なくなります。
羽生の場合採点は多かれ少なかれ公平。
しかしそれでも結果に影響を与え
他のスケーターのミスは目を
つぶっていたことがわかりました。
羽生の最後のスピンの状況で、
とてもよくわかります。
高速で回転していたのに、
ジャッジは半回転足りないことに
気づき「V」マークをつけ、
基準点を下げました。
だから、ちゃんと見えているはずです。
ですが、なぜかすべてのスケーターに当てはまるわけではありません。
人工知能の導入により、
この問題は解決されるはずです。
しかし、本当にそうなるかどうかは
時間が解決してくれるでしょう。
私たちの解析に基づく代替の順位は
以下の通りです。
1. Юдзуру Ханю – 282.06
2. Юма Кагияма – 256.87
3. Шома Уно – 213.99
4. Нейтан Чен – 210.53
2. Юма Кагияма – 256.87
3. Шома Уно – 213.99
4. Нейтан Чен – 210.53
一部省略 ざっくり意訳終わり
記事を書いたのは、AnnaKorobkovaさん
新聞SportDayafter Dayの特派員
これは、あくまでもロシアで記事になって配信されていたものです。男子シングルの採点では、ISUのルールがあっても、それを遵守するジャッジばかりではないこと、そしてジャッジが意図的に目を閉じていることがあるのだと、問題定義をしています。
そこで、本来あるべき点数はどうなのかを、匿名のジャッジ資格をもつ人物が発表した個人的なプロトコルを参考にしながら、適正だと思われるポイントを記者が提案しているという内容です。匿名のジャッジ資格者というのは、公式ではなく偏った見解が入るので、あくまでも「一つの考え方」であり、正確ということではないということも忘れないようにしながらも、
「このような考え方もあるのだな」
「こういう見解もあるのだな」
ということを参考程度にしていただき
ジャッジが「閉じた目で採点」
していると思われないような
明確な採点をしてほしいと思いました。
悪いのはスケーターではありません。
目を閉じている人なのです。
そういうことを考えながら、高いGOEやPCSは本来どのような要素につくべきなのかを、あらためて考えさせられたのでした。
またAI技術が正しい技術を習得しているスケーターを守る、そんな未来になりますように✨
また、回転不足や下回りだと言われている選手が男女問わず増えていると懸念されている今。しっかりとした技術を後世に残していくために、また、疑念を抱かせないためにも、AIのサポートによる数値化で、スッキリ晴れやかにフィギュアスケートに打ち込めますように✨
※この記事のコメント欄は閉じました。コメントされた方へ、承認できないため、お返事できません🙏。
🌈コメントなど頷きながらありがたく拝見しています✨お返事は出来る限りお返ししていますが100%は返せない時もあります💦。🌈公開されている写真、動画、記事をご紹介しています。不都合があればお知らせください。🌈意訳がある記事は複数のアプリを使用しながら単語を調べて文章を整えていますので、正確性にはかけます。参考程度と思ってご覧ください（語学力勉強中💪）。🌈いただいたコメントやメッセージは了承なく記事内で公開する場合があります。ご了承ください。