24.05/19 上郷史学会総会 | 田舎のあれこれ

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上郷史学会第49回定期総会が

令和6年5月19日飯田市上郷公民館講堂で開催された

 

中島正韶会長ご挨拶

事業・会計報告、事業計画予算案などが承認されました

総会後は

ふるさとの伝承・人々の暮らしや習俗

「上郷飯沼の民俗」発刊報告会として

 

「『上郷飯沼の民俗』調査の概要と成果-コロナ禍を乗り越えて-」と題して
柳田國男記念伊那民俗学研究所 所員 上郷史学会会員

この度の調査・研究の責任者の

今井啓氏から

 

コロナ下での調査のご苦労

発刊に際して注意された話等など

 

「上郷飯沼の年中行事の調査から」と題して

飯田市美術博物館学芸員 柳田國男記念伊那民俗学研究所 所員 近藤大知氏から

 

飯田地方の門松(二本の杭ん棒に松としめ縄幣束を飾る

どんど焼きの話等など

 

講演後には質疑と民俗情報の交換会を行った

コーディネーターは中島正韶会長

 

前日に退山なされたばかりの

経蔵寺前住職望月龍昇氏が発言

「わたしは今の国道153号線のガソリンスタンド辺りの道の真ん中で「どんど焼き」を行った」とお話をいただく

そうするとこの「どんど焼き」で話が盛り上がりました

 

古川学史学会副会長の伊那での体験で

「伊那地方も道路の辻々で行ったこと

 国道153号線は冬休みになると直ぐ国道に穴を掘った

 そこに藁を詰めて車の交通に支障がないようにして

 どんど焼きを14日に行った

 実施日は勤め人が多くなり第一日曜日ということになった」等

 

新会員の南条佐々木昇一氏(昭和35年生まれ)は

「当時丹保に住んでいてオンベのことを知った

 ぜひやりたいと復活したことを覚えている」と 

 

丹保地区では一時期、野底山の松の支給が無く
オンベは一時とだえ(昭和36年~昭和46年まで)

昭和47年復活した話に関連して発言

(2020年8月10日発行

「丹保の歴史と民俗」133Pより一部引用)

 

この話は交換会及び懇親会の場でも盛り上がった

 

中島正韶会長音頭で

上郷史学会の歌すなわち上郷小学校校歌を斉唱

ステージには49回の定期総会横断幕&

上郷史学会旗が掲示され

総会は賑やかに幕となりました

 

今日は午前中の歩こう会

午後の総会と

昼食なしの忙しい日でありました

ただ

こうして忙しく動ける働ける

幸せを感じた日でもあります