最大の難関を迎え、
当初のオーダーを変更せざるを得なくなった!
当初のオーダーは<切り札>に「津々良」を起用し
「津々良」をトップと最後に配置し
「津々良」を軸に進める作戦だった!
つまり・・・こうだ!(「津々良」を二度使う)
一番 「牧野・津々良」
(一番のこのペア↑は三番では使えない)
二番「M・夕貴」
(一番と二番で四名全員を使い切らなければいけない)
三番「夕貴・津々良」
(一番の一名と二番の一名がペアを組める)
「津々良」との心中作戦だった!
当然だが三番のラスト勝負になれば
「津々良」は問題ないが
「夕貴」がキーポイントになってくる!
なにせ<勝負弱い夕貴>が定着しているので!
予選一回戦はこれで行った!
しかし強敵相手に急遽オーダー変更に動いた!
一番「M・牧野」
二番「夕貴・津々良」
三番「牧野・津々良」
当初は一番三番に必勝ペアを配したが
ここで二番三番に変更した!
団体戦に於いては一番を勝利すれば
一気にベンチは盛り上がりを見せ気勢が上がり
流れが良い方向に向かう、
それを考えるとこのオーダーは
大博打のオーダーといってよかった!
「牧野」はトイレから戻ってきた「津々良」を待ち・・・
このオーダーを「津々良」に告げた
「津々良」も了解した!
最難関の予選二回戦に突入した!
「牧野」の信条である<攻撃あるのみ>・・・
しかし同時に<深い読み>も「牧野」にはある!
「松本」さんはドライブはなくスマッシュの選手である!
「M」が「松本」さんの球を受ける番には
「松本」さんにスマッシュさせない返球を心がけた!
そして「M」がそれを、うまく繋いでくれれば
相手女子「山本」さんに
「牧野」の正確無比なスマッシュを炸裂させる・・・
この作戦を心がけた!
お互いに相手女子を、いかに潰せるかの勝負だった!
「M」の左右コート深く決まる
ナックル性(無回転)のボールは
非常に取りずらい
ノータッチで抜かれることが練習でも度々ある!
「M」のこの得意のボールが何度か
「松本」さんに決まっていた!
(「牧野」の存在はやはり大きいし頼りになる)
二番 「夕貴・津々良」・・・
ここに相手は勝負を賭けていた男子「田辺」
女子エースの「曲」を起用していた・・・
実は四ヶ月前の西日本10県が集った
大規模な「日田大会」で優勝した時に・・・
この「田辺・田辺」兄弟ペアに決勝トーナメントで勝っていたので
「夕貴」の気持ちとしてはそんなに悪いイメージはなかった!
しかし・・・「田辺」の曲げて緩いプチロビング気味の球に
全くタイミングが合わない・・・気持ちも焦っていた!
老獪な「田辺」の作戦にまんまと はまってしまった!
「津々良」という大きな看板を自分の不甲斐ない戦いで
汚した事を「夕貴」は深く反省した!
一番は落としても二番三番で取る作戦は外れ・・・
一番を取り、二番を失う、という逆の結果となった!
しかし結果的に一勝一敗の作戦通りとはなった!
試合はラスト勝負に持ち込まれた
ここに<宇佐クラブ>は満を持して
「牧野・津々良」を配している!
予選一位を確定させて・・・
これより強豪ひしめく
決勝トーナメントに突入していく
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