◆テレビはどの局も、猛暑、猛暑で騒いでいる。専門家が言っていた。今はまだ「回復」の可能性がありますが、もはや後戻りできないところまで行くと大変です。もっとすごい暑さになります・・・。ではどうすればいいのでしょうか、そう局の人が聞くと、専門家は、これ以上電気を使わないとか、エアコンをやめるとか・・・。この返事に局の人が少し慌てている様子だった。たしかに、何チャンネルでも口をそろえて「がまんせず、適切にエアコンを使うとかしてみなさん熱中症を予防してください」そう言っているわけだから、エアコンやめてという意見には頷くわけにはいかなかったんだろうね。
◆ポータブル蓄電器を充電する。これを満充電にすると夜10時から朝6時まで扇風機を使うことができる。この充電で今の暑さのすごさを僕は知る。トランスも本体も、あちちっと手を引っ込めるくらいの熱をもっているのだ。
◆この上の写真。近所の人からもらった古いバスタブ。雨水を貯めて洗い物をするのに使っている。そこに蛙が卵を産んで、オタマジャクシがいっぱいだ。そのオタマたち、かなり息苦しそうに水面で口をパクパクさせている。無理もない。光を遮るものがいっさいなくて、強烈な太陽光を何時間も浴びるのだ。
◆そのオタマジャクシを見て、そうだ、あいつらも・・・と思い出した。水槽のウナギ。室内でも気温は33度ある。この連日の暑さではウナギだって辛かろう。大きなペットボトルに入れた水を凍らせてある。それを2本、水槽に入れてやった。
◆さてと、ここまでは半分お遊び。ここからは真剣勝負。生活がかかっている。野菜も限界に達した。大量に水やりし、地温を下げてやろう。水道の蛇口から直線距離にしたら35メートルほどだが、何か所も迂回するのでホースは50メートル必要だ。何か月も使わずにいたのでホースは草に埋もれている。それを引っ張り出してひとまわり細いホースを差し込んで連接する。
◆カボチャ、マクワウリ、イチゴの草取りに3時間ほど励んで午後4時半。まだ仕事は続くが、晩飯の支度をしておこう。焼けつく太陽で一部が傷んだカボチャがいくつかある。それと不出来な人参に包丁を入れ、牛肉と一緒に電気釜に仕掛けておく。風呂から出る頃にはほどよく仕上がっているであろう。
◆午後7時。僕としてはぬる湯、40度の湯船に浸かり、全身をタワシで念入りにこする。日焼け、蚊、ブヨ・・・あれこれが混合して痒いのだ。これでもかというくらいタワシでこすり、風呂から出たら、いっぱい買いだめしてある安物のクリームを首から足の指までタップリ塗る。そして、ようやく、スーパードライのくつろぎタイムが来る。