◆雨は降らない。すこぶる蒸し暑い・・・これが僕には何よりも嬉しいこと。さあ働こう。収穫の終わったエンドウ畑から、支柱として使った竹を抜き取る。その数50本以上。それをただちに、キュウリやゴーヤの支柱として使う。

 

 

  ◆続いてジャガイモの掘り上げ。昨日、ジャガイモが高値であるらしいということを書いた。掘りながら思う。7月のお客さん分に足りるかなあ、お客さん、喜んでくれるかなあ。

 

 

  ◆大いに汗をかいて、さておやつ。このところずっと、おやつはヤマモモかラズベリー。しかし今日は目先を変えて・・・プラムである。先だって、今年は全国的に梅が不作というニュースを聴いた。うちでは梅とともに不作なのがこのプラムである。花はいっぱい咲いたのに・・・お客さんに出せるほどの数はまるでない。だから自分で食べちゃえ。プラムは赤いのと黄色いのと2種類ある。この黄色がダントツ美味しいのである。

 

 

  ◆今日は荷物の発送がない。ひたすら草刈りだ。大豆の種をまいている。それが発芽し、畑に植えるサイズまで成長するのが7月10日頃。それまでに15×8メートルの面積をきれいに整えておかねばならない。

 

 

  ◆作業終了6時。いつものようにストレッチしながら夕刊を読む。そこに、チャボと違って夜更かしのニワトリたちがやってくる。彼女たちは何にでも興味を示すのだが・・・一緒に夕刊を読みたい? おまえたち、字が読めるのかい?  その夕刊の一面トップは「線路に『撮り鉄』悩む銚子電鉄」という大きな記事。カメラを手にした鉄道ファンたちは勝手に運行標識を取り外す。正面から向かってくる電車を撮るために線路内に立ち入る。そのために電車がストップする。会社側はかなり困っているらしい。僕も鉄道ファンである。中学3年、今から63年前、東京行きの夜行列車に独りで乗った。ほとんど眠らず、暗い窓の外を見つめた。以来、鉄道が好きになり、これまで北海道、九州、北陸、山陰、ほとんどの長距離夜行列車を乗り尽くした。その極めつけが1週間のシベリア鉄道だった。ポーランドやチェコスロバキアに行くのもあえて夜行列車を使った。

 

 

  ◆そんな僕だから、鉄道ファンの気持ちはよくわかる。でもなあ、沿線の畑にもずかずか入るらしい、ゴミのポイ捨てもやるらしいのだが、そりゃまずいだろう。僕は思うのだ。ビビッドな写真を撮りたいという気持ちはいいよね。しかし、その写真、どうするの。部屋の壁に飾るの? これも世間で言う「推し」なのか。ちいせえなあ・・・そんな気が僕はする。