田舎暮らしの本WEB版「生産性ブルース」

 

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  ◆今回の「田舎暮らしの本」WEB版のタイトルは「生産性ブルース」である。食料生産のみならず、生活の中のほぼすべてを自力でやる。その苦労と、でも、案外豊かな暮らし向き、その具体的な描写を試みた。ゼニカネにおいては豊かでない。でも、楽しみながら健康に生きられる、ウツや怒りとは遠い日々・・・そんな生活に興味のある方、どうぞ読んでください。

 

 

 

  ◆さて、いい朝である。水槽のウナギもみんなで踊っている。今日は畑に行く前に小屋の補修作業がある。だいぶ傾いてきたのだ。倒れることはないと思うが、筋交いでこれ以上は傾かないようにしたい。竹を切るため竹林に行った。そしたら・・・。

 

 

 

  ◆足元に、なんと、これ。16個ある。チャボが竹林に産んだことは何度もある。しかし、ニワトリがここまで来ていたとは知らなかったし、彼女たちの活動範囲から20メートルも離れているからこれを見て、まさかと思った。

 

 

  ◆荷造り。3日ぶりにふるさと納税だ。2時間半の荷造り作業。雨の中でと、今日みたいな晴天とでは、作業効率だけでなく、気分がまるで違う。梅雨なんかどっかにいっちまえ・・・カブ、人参、ピーマン、ナス、タマネギ、長ネギ、ジャガイモ、インゲン、赤シソ、卵15個が今日のメニュー。

 

 

  ◆荷造りを終えて再び畑に向かう。縮こまっているカボチャをスッキリした気分にしてやりたい。5×8メートルを徹底的にクリーンアップする。事情はこうだ。ビニールトンネルでブロッコリーを作った。そこにヒョッコリとカボチャが芽を出した。貧弱な芽ならば抜き捨てる。しかしなかなか力強い芽だ。育ててやろう。しかし、ブロッコリーの収穫終了までは1か月ある。それまでは窮屈な思いで耐えてもらおう。

 

 

  ◆ブロッコリーの収穫は3日前に終わった。今日、トンネルパイプを取り外し、草を取り、行き場を失って丸まっていたツルをそっと引っ張り、伸ばしてやる。もの言わぬカボチャだが、ああ、気分いい・・・そう言っているような気がした。

 

 

  ◆6時45分。仕事を終えて、ストレッチしながら夕刊を読む。そして腹筋台に乗る。今日も100回を終えて、そのまま、しばし、空を眺めた。スッキリとした月が頭上にあった。