◆今日も早起きした。8時から地区の掃除の日。昔はゴミゼロの日と言ってたね。8時までにヒヨコの世話、ランニング、朝食をすませておかねば、それで早起き。皆さんは排水溝のドブをクリーンにしているが、僕はひたすら道路沿いの草を刈る。終了10時。組長さんから手渡されたボトルの緑茶と菓子パンで一息入れてから畑に専念する。来月初め、今シーズン最後のビニールハウスを組み立てる。その予定地4×10メートルにスコップを入れてきれいに仕上げた。

 

 

  ◆今日の荷物は一般の注文。それを仕上げてから、まずはタネまき。最後の黒大豆とトウモロコシだ。

 

 

  ◆そして昨日につづき屋根職人となる。全身ガタガタ。体の動きは鈍いが、やっておかねば。あさってから警報級の大雨になるとの予報だものね。

 

 

  ◆かぶせたシートは南風に弱い。これまで15年、通算で何枚のシートをかぶせたことか。太陽に当たったシートはだんだんに劣化する。それを南からの強風が吹きちぎるのだ。

 

 

  ◆土嚢を乗せ、タイヤも乗せ、ロープで固定する。終わったぜ。しばし屋根の上から眼下の畑を眺める。そして、午後6時20分、いつものようにストレッチしながら新聞を読んでいたら、テレビ番組紹介の欄に「対馬の発酵せんだんごと小雪さん」という案内があるのに気が付いた。ストレッチを早めに切り上げ、部屋に戻ってNHKのテレビをつけた。

 

 

  ◆僕の父は40数年、対馬で仕事をした。母が早く死んで、再婚した父は対馬で新しい家庭を築いた。だから僕にとっては祝島に続く、もうひとつのふるさとなのだ。サツマイモを発酵させて作る「せんだんご」というのを知らなかった。せんだんごから作る「ろくべえ」というのも、もちろん知らなかった。対馬の老夫婦を訪ね、せんだんご作りにチャレンジするのが小雪さんである。たしか小雪さんは田舎暮らしで農的生活をしている、そうどこかで聞いたことがある。番組を見て感心したことがある。こういうテの番組は決まって、訪ねて行くタレントや有名人が大いにはしゃぐものである。番組を盛り上げようとの気持ちがわからぬでもないが、そういうのは見ていてちょっと面映ゆい。小雪さんは違っていた。低いトーンで押し通す。それでいて要点はきちんと押さえている。印象の良い場組だった。