◆明るく、いい朝である。箱に入れてあるニワトリ親子を庭に出す。ヒヨコは生まれて3日目。この親鳥、詳しい事情は省くが、通常なら3週間という巣ごもりを5週間も続けた。そしてやっと出られた土の上。体はかゆいに違いない。ずいぶん長い時間、土にもぐってゴロゴロしていた。

 

 

  ◆ランニングに出る前、太陽光発電につないだ電気ポットのタイマーを仕掛けておく。帰宅すると程よく沸騰している。モン・カフェで朝食とする。

 

 

  ◆さて今日は大仕事が待ち受けている。雨漏りを防ぐため、5×メートルのシートを屋根に乗せる。畑仕事にかかるまえ、まず土嚢とロープの準備をしておこう。

 

 

  ◆そして荷造り。今日の荷物は大阪行き。人参、キャベツ、カブ、エンドウ、ソラマメ、玉ねぎ、ジャガイモ、ブロッコリー、ピーマン、卵。仕事の合間、クワの実をつまむ。今年の初物だ。仕事疲れを癒してくれる貴重な果物だが、食べられる期間はそう長くない。熟し始めると一気に落ちる。木の下の土が濃紺に染まるほど。

 

 

  ◆午後4時40分。さて行くか。意を決して屋根に向かう。不安定な脚立でうまくバランスを取り、まずシートをたぐり上げる。続いて土嚢とロープ。この下の写真は屋根の上から眺める畑。

 

 

  ◆かり危険である。体のバランスを崩すと一気に5メートルの下まで落ちるだろう。まだ死にたくない。慎重に、慎重に。5×8メートルのシートをたるみなく広げるところが最も難しい。さらに、屋根の端から半身を乗り出し、軒に打ってある釘にロープを引っかける場面が危険度ナンバーワンだ。

 

 

  ◆かくして2時間。どうにかここまでいった。乗せたい土嚢はあと8個あるが、もう体が言うことをきかない。雨はあさってからだというから、続きは明日としよう。ともかくやったぜ。立派なものだ。見上げたものだぜ、屋根やのフントウ・・・。