◆今朝はちょっと光が足りない。朝食をすませ、自転車で郵便局に向かう。野菜代金を引き出す。先月は万単位の品物を3つ買った。野菜代金をそれに充てる。買った品物はすべて太陽光発電とビニールハウス。いわば明日への投資のためである。昨日だったか、テレビが言っていた、有名人をかたる投資詐欺での被害者は50代、60代が最も多いのだと。そのわけは。老後が不安、老後資金のために、手元のカネをなんとか増やしたい、その気持ちが強いゆえであるらしい。僕は株式投資の知識は皆無。でも、電気や野菜への投資には必ず配当がある・・・ということは分かる。郵便局から帰って、難度ナンバーワンの仕事に取り掛かる。キクイモという野菜をご存じか。けっこう栄養豊かだ。しかしその繁殖力といったら。高さは2メートル。何もせずにいると畑も家もキクイモに埋もれる。そいつを一気に退治するのだが、背後の竹林から根っこが侵入している。

 

 

  ◆2時間半の作業で、しばしの休憩。ビワが色づいてきた。昨年、思い切って枝をバッサリ落として日当たりがよくなったせいであろう、実なりは良い。しかし、傷物や肌荒れが多い。関西にいる同級生のとよちゃんは、ビワの袋掛けのために毎年、ふるさと祝島に帰ると前に言っていた。ビワの袋掛け・・・僕にはあまりピンと来ない話であったのだが、なるほど。今こうして目の前のビワを見ると繊細な果物だということが分かる。

 

 

  ◆荷造り。今日の荷物は広島行き。ソラマメ、ニンニク、ピーマン、大根、ジャガイモ、赤タマネギ、ブロッコリー、カリフラワー、人参、エンドウ、キャベツ、卵12個。

 

 

  ◆さてと、珈琲で一息入れてから、再びキクイモの現場へ。50センチの深さにある竹の根っこは頑丈な爪4本の鍬をハイパワーで打ち込む。1か所10回も鍬を打ち込む強敵もいる。打ち込んだ鍬が抜けなくなることもある。最後の仕上げは再びスコップで。僕はもともと、日々こうして腰から背中を酷使しているが、今日みたいなハイパワーの作業をやると、骨盤が単に痛いのではなくて、熱を帯びたように熱くなる。でも仕事を終えたら収まる。

 

 

  ◆午前中と合わせ4時間の作業成果がこの下の写真。見違えるようだね。

 

 

  ◆午後6時、もうアガリとしようか。ニワトリたちとともに少しヨタヨタとした足取りで畑の坂を登る。ヒヨコたちをちゃんと箱に収めて、さて今夜もよく冷えたビールで慰労会だ。