◆今朝も寒い。畑は全面の霜。しかし晴天ゆえ文句は言えない、いい朝だ。

 

 

  ◆ランニングに向かう前、プールをのぞいて見る。ここにはウナギ、ニジマス、それに小さな魚がいる。顔を出していないかと期待したが、まだダメだねえ。ランニングに向かい、いつものように村の墓地でストレッチしているところに立派な犬を連れた男性が通りかかった。僕は犬好きゆえ、犬を連れた人とすれ違う時には必ず飼い主と犬、双方に言葉を掛ける。今朝もそうした。すると、飼い主の男性が言う。中村先生ですよね・・・。なんと、むかし僕の生徒だったという。お名前は? 僕の問いにMITAですと答えた。会社を辞めて数年、百姓だけでは生活が成り立たず、僕は英語塾とのダブルワークをした。日暮れまで畑、塾は7時から。なかなかハードな日々ではあったが、多くの生徒が来てくれたおかげで田舎暮らしを途中でヘタレずにすんだ。MITA君はいくつになりました?  46です・・・そうか、もう30何年もの時間がだったんだねえ・・・うちからわりあい近い新興住宅街に住んでいるという。また会いましょう・・・僕に鼻先を寄せる彼の愛犬に、バイバイ、そう言って別れた。

 

 

 

  ◆荷造りだ。白菜、サトイモ、ヤマイモ、ヤーコン、サツマイモ、タアサイ、アシタバ、キクイモ、大豆モヤシ、長ネギ、ヤマイモ、卵15個。

 

 

  ◆陽が長くなった。もう4時25分だというのにこの上の写真のような明るさだ。さてもうひと仕事だ。キャベツのトンネルにもぐる。1か月近くほったらかしだった。草がだいぶ生えている。土寄せしてやる。1月の寒い時期、部屋の電熱器で作ったキャベツの苗。ここまで立派に育ってくれた。

 

 

  ◆次はカボチャのあるビニールハウス。キビシイ寒さになんとか耐えてくれている。ごらんのように、寒さよけの三角帽子がかぶせてあるのだが、成長が進んだものはこの帽子がつっかえる大きさになった。さりとて夜はうんと冷えるので外したままというわけにはいかない。ということで・・・植木鉢をかぶせることにした。三角帽子ならば朝の遅い時刻になってもかまわないが、光の入らない植木鉢となれば、朝一番に来て外してやらないと可哀想だな。

 

 

  ◆今日もよく働いた。そしてもうひとつ良いことがあった。「自給自足研究 中村顕治先生」という宛名の葉書をもらったのは2月の初めだ。郵便番号が間違っていて、番地も書かれていない・・・この葉書、よく届いたものだなあ・・・だいぶ前に放送されたテレビを見ました。自分も自給自足を志しているので栽培を教えてください・・・葉書にはそう書かれていた。電話番号が記されているので何度か掛けたのだが留守で、今夜ようやくつながった。明るい声の、シャキシャキとした女性だった。もうダメかと思っていましたが、よかったわあ、今日はいい日・・・僕もその元気な声に元気をもらった。