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■起床時の居間の室温マイナス0。4度。そして、今日という日がどれだけ寒かったを示すのが上の写真。僕はランニングに行くまえいつもチャボたちに牛乳を与える。そして今朝、40分のランニングを終えて帰宅すると、牛乳の器は見事に凍っていた。
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■日中の気温は4度。にくたらしいのは北風が強かったこと。風速1メートルごとに体感温度は1度下がるというのが定説だが、今日の風を考えると体感温度明らかにマイナスだ。

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■しかし、オレも男だ、プロの百姓だ。泣き言はいってられない。小松菜、ホウレンソウ、サトイモ、ヤーコン、大根、キャベツ、フキノトウ、生姜、レタス、カボチャ、キウイ、カボス、卵・・・順次収穫、水洗いして包む。

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■洗い桶は結氷。それをたたき割って汲み出す水は・・・まあ、普通の人には出来まい。濡れた手を北風が容赦なく吹きさらす。ウェーと声を漏らしたところにウサコがカメラを向ける。

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■そのウサコは、風はあるけどこの光はもったいないわと、洗濯ものを干す。ふと見れば何やら腰に前掛けみたいなものが。相撲のまわしみたいじゃないかと僕が言うと、すかさず四股を踏んで見せた。

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■皆さんは、この寒さの中、いかがお過ごしであるか。夜のテレビが、東京でのインフルエンザが先週の倍に増えたと伝えていた。職場のオフィス、通勤電車・・・都会生活の人には避けられない環境だろうなと、ちょっとばかり僕は同情する。ときどきスーパーのレジなんかで、マスクを掛けたレジ係が咳をしているのに遭遇する。僕はそんなとき、いつもより1歩か2歩下がって勘定が終わるのを待つ。

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■今夜もすでに外は零度に近い冷え込みだ。早めに床に入って録画してある映画でも見ようかな・・・原稿を編集者に渡したので今夜の僕の気持ちは軽やかだ。そうそう、寒いという話題で思い出したことをひとつ書く。毎日新聞「余禄」から。

古いことわざに「寒垢離屋が商売は冷たい」というのがある。寒垢離(かんごり)は寒中に水をかぶって神仏に祈る修行だが、昔はお金をもらって代行する人がいたらしい。何であれ商売は厳しいという教えのようである・・・。

■初めて知った寒垢離屋という言葉だが、いかなる商売も厳しいという意味は僕にもよくわかる。同時に、この寒中の水がどれほど冷たいものか、それはもっとよくわかる。毎日「余禄」は、「寒参り」とか「寒稽古」、「寒復習(かんざらい)」とかの言葉を挙げ、昔の人は寒中の試練が厳しいほど豊かな実りがもたらされると考えた・・・そう記している。さすが野菜は、これだけ寒さが厳しいと豊かな実りがもたらされるとは言えまいが、しかし、人間の体は、この寒さを乗り切るべく努力しておけば、きっと耐性を増す・・・僕はそう考えている。